隠れた名作だが…
87年発売の隠れた名作RPG。
まず永井豪氏のパッケージイラストにドン引きしてしまう。
しかしその時点で敬遠してしまわずにゲームを始めると、うん、コレは面白い。異星人の侵略にさらされた地球、絶望的な戦況下、主人公が最新型ロボットに乗り込み敵軍へ立ち向かうという話。フィールド移動は目的地を定めた後、「ちょうやく」コマンドを繰り返すことで行います。例えば月までの距離が10だったら、10回「ちょうやく」を選択する事で月に到着できる。そして「ちょうやく」する毎に一定確率で敵とエンカウントします。
戦闘において主な攻撃手段は3つ。
弾数無制限の通常攻撃と、弾数制限有のミサイル(補充は有料)、そして仲間の少女の超能力。こちらの攻撃は有無を言わさず全て全体攻撃となり、しかも敵一体一体へ威力が拡散してしまうため、敵が複数現われた時は結構ストレス貯まります。それでも、カッチョイイBGM、程良い難度の謎解き、適度なゲームバランスによって中盤まではサクサクとゲームを楽しむ事が出来ます。…そう、中盤までは…。
終盤のゲームバランスは鬼です。
こちらのレベルが上がるとフィールド上のザコ敵も強くなるため、レベルアップの意味があまり無い。最強レベルになった時、フィールドに現れる「最強のザコ敵」と戦うと、瀕死です(笑)。…ミサイル温存のため逃げ回ってました。ラストダンジョンのエンカウント率&敵の強さも鬼。テストプレイを尽くしたとはとても思えない苛酷さには泣きそうになります。そして必死こいて辿り着いたエンディングは……。僕は子供時代ヘコみました。その結末を前にして少なくとも笑顔では居られません。
任天堂らしいしっかりした造りと、任天堂らしからぬツメの甘さが同居した不思議な作品と言えるでしょう。星は4つ。エンディングに共感できるかどうかで星3~5に別れるかも。