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Waltz for Koopの解説スウェーデン出身のマグナス・ジングマークとオスカー・シモンソンが、ヨーロッパ屈指のポストジャズ・レーベルから、シングル「Summer Sun」に続いてリリースしたのが本作だ。クープの世界では「協同作業」が重要な鍵である。アップテンポでけだるいリズムのなかに、ボサ・ノヴァと、ところどころエレクトロニックの影響を受けた音が放りこまれる一方で、ずらりとそろえたヴォーカリストたちによって、この音楽の調和を完成させているのだ。 Waltz for Koopの曲目リスト
Waltz for Koopの商品レビュー Koopとその未来について
まず、流麗なストリングスを従えた1曲目が幻惑的に美しい(このトラックの原型は、英国の編曲家Neil Ardleyがヴォーカリストと共に70年代初頭に残した録音であろう)。続く数曲はパーカッションやフルートが心地よく、今では定番となった"クラブ・ジャズ"スタイルのナンバーである。これもサヒブ・シハブ等の60-70年代ヨーロッパ・ジャズにかなり直接的にインスパイアされている(5曲目の曲名に注意)。"Summer Sun"や8曲目は、むしろ現代のハウス・ミュージックの色彩が濃いだろうか。過去の音楽遺産の影響が強い点は、同じように『クラブ・ジャズ』と呼ばれるニコラ・コンテやFCQと共通だが、このユニットは彼等と少し違う。もっと自然体で自分達の音楽に取り組んでいるようだ。埋もれていた貴重なジャズ音源も、現代のエレクロニック・ミュージックも、彼等にとっては同列に愛すべき宝石であり、その吸収成果が本作や次作なのではないだろうか。2作とも収録時間が潔く短い点が良い(このテは長過ぎるアルバムが多い!)。 2000年台のクラブジャズの方向性を決定付けた音楽
初めてこのユニットを知ったのは、Summer Sunのシングルが出た時だったと思う。バスドラムやスネアドラムをグルーヴの軸から排除したその音は当時かなりインパクトがあった。この作品あたりを契機にそれまで隆盛を誇っていたウエストロンドンのソウルジャズから北欧とかschemaのようなサウンドスケープにクラブジャズの流れがシフトした。その意味で非常に重要な作品。クラブという記号に今でも重いアドレナリンたらたら系の音圧だけでもっていくような音楽からある意味スタティックなところに音楽が流れて行ったのは9/11なんかも影響もあるんじゃないかしらと想像したりもします。特筆すべきはエディトリアルワークの丁寧さでしょう。Waltz for Koopのエンディングでのユキミ.ナガノのヴォーカルの質感の変化、こういうところにクラブジャズがクラブジャズ足り得る要素があるように思えます。名盤でしょう。だってリリースからこれだけ時間が経っているのに振るさを感じさせないのだから。 唯一無二のクラブジャズ
最近、クラブジャズは、ボサノバ等のラテンのリズムでシャカシャカいわせるだけのワンパターンな個性の無いものが多すぎて、嫌気がさしていました。曲とアーティストを一致させるような特徴が無いのが不満でした。 いやほんとすごい
平凡な中に非凡さを秘めたアルバムコンセプト。もう参ったと言うしかないうまさ。飽きがこないのは他のレビューにも書かれてある通り。最高最大傑作なのに、さらっと流している感じがするので好感度がさらにアップするよね。 癒されます。。。
生音とエレクトロのハーモニー。JAZZにヴォサノヴァのフレイバー。 音楽の最新売り上げランキング - トップ10
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