カトリックがものすごく曲がった描かれ方をされているのが変
ハーリー・ジョエル・オスメントやリアム・へスら、子供達の名演技には感動しました。
とくにトロ役のへス君。すばらしい。天才です。しかし全体としてはおかしな点が多すぎです。
まず第一に、カトリックがものすごく曲がった描かれ方をされているのが変です。
デフォーの神父は怖すぎ。あんな人相の悪い神父はいません。
神父が堂々とタバコを吸ったり、子供たちの前で自傷行為をするのも不可解。
教会に神父が一人だけで、他の神父やシスターがいないのも不自然です。
ユダヤ教とカトリックという「宗教の相違」はこの映画の重要なテーマなのですから、
こんなうがった脚本では台無しです。
ユダヤ人の立場から、カトリックを悪もしくは偽善として描きたかったのでしょうか。
仮にそうなら、ナチ兵に銃を向けられた村人が見殺しにされ、最後のミサのシーンで
ロメックにだけ丸い御聖体が与えられなかったのも辻褄が合います。
R指定映画なのも納得です。
そしてもうひとつ。
少女がお尻をふってみせたり、子供たちが妙に銃に慣れていたり、
洗礼ごっこで頭をたっぷり水につけてみたりと、
ポーランド人の有名俳優が多数出演し、ポーランドロケをしても、これじゃアメリカです。
監督・脚本担当のボガエヴィッチはポーランド系アメリカ人なのですが、
映画は所詮アメリカ人が作った映画、ヨーロッパになっていません。
ナチス占領下に生きる子供の映画が見たいのなら、
「ライフ・イズ・ビューティフル」を見た方が100倍感動できます。
宗教と現実の対比
ナチス占領下のポーランドの田舎町で両親から離れて暮らすことになったユダヤ人の少年を描いた作品。ポーランド人がなぜ英語を話しているのかという突っ込みは置いておくとして、中々深い話でした。日本人として理解できない部分もありますが、子供からみた神という存在がこの作品のテーマであるといえます。
子供という純粋な存在を通して、「なぜキリスト自ら磔になったのか」という問いに対する答えを導き出そうとしています。だからといって決して宗教讃美的な作品ではなく、WWⅡという現実との対比により、このテーマに深みを持たせていると思います。
ウィリアム・デフォーの神父役は非常にはまっているのでお勧めです。
感動??
感動ドラマと書かれているが全く共感出来ない。
戦争映画。ですね。ただの。人は死ぬし、レイプされるわ、暴力的シーンや悲しいシーンで感情が感動したような錯覚に陥るだけじゃないんだろうか。
感動というより暗い気分になったよ。
基本的に暴力的映像やそういうストーリーが個人的に好きじゃないので仕方ないんだろうけれど。
そりゃ人が死ぬから痛々しいし何にも感じない人なんて居ないと思うけど・・・。
悲しくなるだけの映画。
なんだか無理に感動させようとこじつけているような・・・。
最後には綺麗に終わってる所がまたなんとも暗い気分になる・・。