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K-19

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K-19の解説

   潜水艦映画に、新しいヒット作が加わった。『K-19』は、28年間封印されていた実話を元にしている。冷戦時代のロシアの英雄たちを描いた最初のアメリカ映画だ。1961年、ソ連軍原子力潜水艦K-19で起きた悪夢が映画の中でよみがえる。きっかけは原子炉に生じたヒビ、放射能漏れが起これば大惨事はまぬがれない。必死の作業を続ける乗組員たちが命を落としていく。何かと対立する副艦長(リーアム・ニーソン)の方を、部下たちは慕っている。そんな状況の中で艦長(ハリソン・フォード)は決断をくださなければならない。フォードとニーソンという名優2人の熱演も見もの。2人の対立も、この映画に緊張感を与えている。監督は、『ニア・ダーク 月夜の出来事』や『ストレンジ・デイズ』でメガホンを取ったキャスリン・ビグロー。潜水艦という緊張感と興奮に満ちた空間を演出している。潜水艦映画の代表作である『Uボート』や『U-571』ほどではないかもしれない。K-19事故の生存者から実際にはあり得なかったシーンについてクレームもあった。しかし、この映画は、コンピュータ・グラフィックを駆使して作られたスケールの大きな作品であると同時に、現実を伝えようとしていることは確かだ。(Jeff Shannon, Amazon.com)

K-19の商品レビュー

2.0 ハリソンフォードは似合わない
潜水艦映画とそのほかの映画の大きな違いは主役に女性パートナーが付かないということだ。それがまた潜水艦映画の面白さでもある。女性パートナーがいないハリソンフォードはぎこちない。従って映画全体がぎこちない仕上がりなっている。イベントからイベントへのつながりがスムーズでなく無理がある。実話に基づいているということだが、「どこまで本当なの?」という疑問が残る。ソビエトを馬鹿にしすぎていないか。
 あの程度の作業(配管の溶接)なら各組3分で交代すれば十分達成できるはず、放射能区画から出てきたときの兵隊さんがあの状態では、まともな作業ができていたとはとても思えない。修理が失敗に終わるのは当然。現場作業で生きている私にとっては白ける場面。溶接機も家の隣の工場にあるのと一緒だし...
5.0 大きな決断を迫られたり、弱気になる時に鑑賞してます。
狭い艦内、限られた物資、、一つ一つの決断が即部下の命と世界の勢力図を変える緊迫した状況。そんな息の詰まりそうな中で、舞台の潜水艦内は社会主義国家そのものを体言しているように感じます。そして、忠誠心厚く厳格な艦長を演じるハリソンフォードと人望厚く有能な副長演じるリーアムニーソンを中心に、若い俳優達の力のこもった演技に引き込まれ、約2時間を長いとは感じさせません。この映画の主役はK19の乗組員全てだと思えるほど皆の存在感が大きい。私はこの作品を大きな決断に迫られたり、弱気になる時に鑑賞するようにしています。10回近く鑑賞しているでしょうか…。自分にとって欠かせない座右の作品になりつつあります。気楽に家族で楽しもうという時に適しているとはいえませんが、この作品から得るものは必ずあると思います。じっくりと味わってほしいです。お勧めします。あと、余談ですが、ロンハワード監督の「アポロ13」では宇宙が舞台ということで違いはありますが、緊迫感や決断、限られた物資、トラブル等共通するものがあり、K19と比較してみるとよいかもしれません。両作品をみてみると、冷戦下で政治思想等に違いがあっても、人間として、また責任ある地位にある者としての決断力と勇気には違いはないことも改めて気付かされます。人間の根底にある強さ、凄まじさを感じさせられます。
5.0 女性監督の人間への視線に敬意を表します
 アメリカ人が、非アメリカ世界を舞台にした映画を作ると、その国の人間らしさが感じられない事が多い。更には、『レッド・オクトーバーを追え』が良い例だが、アメリカ人に特徴的な、「世界中の人間が、アメリカに憧れて居るんだ」と言はんばかりのナルシズムが溢れて、うんざりさせられる事が多い。大体、世界中の色々な国の人間を、アメリカ人やイギリス人が、英語を話しながら演じると事に平気な神経が、私は我慢成らないと言ふのが、正直な気持ちである。だが、日頃、アメリカ映画にそう言ふ違和感と不信感を抱いて居る私が、この映画に関しては、そんな事を全く気にせず、息を呑む思ひで、この映画を見た。
 良い映画である。冷戦時代、アメリカの敵であったソ連の軍人達を、これほど公平に描いたこの映画に拍手を送りたい。そして、監督の女性らしい視点に心を打たれた事を一観客として述べておきたい。女性と、中学生、高校生に見て欲しい映画である。

(西岡昌紀・内科医)
5.0 葛藤  組織か正義か  無名の英雄達
暴走する組織の論理が、招く世界終末の危機。
ひたすら祖国に忠誠を尽す、ハリソン・フォード。
硬直した、政治の論理は、現実を破壊し尽くす。

打ち続く、最悪の事態、放射能地獄。
無防備と、知りつつ、突入する、勇士達。

世界を救う、無名の英雄達の、勇気と誇り。

政治の暴虐は、何時、果てるのだろうか???

4.0 潜水艦物にハズレ無し!
俺的総合評価75点(100点満点)
ストーリーとしては、「親父が社会的脱落者で、それを払拭するためにかなり無茶する艦長」と「世渡り下手で上層部からパージされつつあるが部下には人気者の副長(なんと前艦長!)」を主人公として、その対立の中から友情、成長を描きつつ、危機を脱していく、という至極潜水艦物としては王道を行く内容であります。
しかしながら戦闘用潜水艦のお話であるのに、戦闘シーンが一度もないという特殊な内容です。

で有りながら、評価のほとんどを占めるのは、核設備の事故(それに付属する核戦争)を見る者にストレートに投げつけてくるところ。
ということで、多少なりとも「発電設備」に関わる身としましては、涙無くして見られない作品となっております。
設備を停止させないためにだけ危険な修理作業を行う(本当はあってはならないこと、安全第一!)こともあるわけですし、放射線安全教育で様々なビデオを見たあとこの映画を見るとマジ怖いです。
この映画も教育用に使える感じですねぇ、欠陥や異常を見逃したり、無理な行動をしたりするとこう(危機的状況に)なるという。
それについては、アメリカもソ連も、軍隊も民間企業も関係ありません…監督の言いたいことはそういうことなんでしょうね。

なお、実話物と言うことですが、どこまで史実に忠実なのかは理解しておりません。
また、この映画のレビューページでよく見かける「アメリカ人がロシア人を演じて英語をしゃべっているのがイヤ!」という評価ですが、日本語しか解さない私としましては、日本語吹替版以外で鑑賞する気がないので、「アメリカ人がロシア人を演じて日本語をしゃべる」ことが作品の評価にわずかな影響も与えることはありません。

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