赤毛のアン
昔の農村なんだけど、ため息が出るほど美しい。今流行の韓流なら必ず出る悪役がいない。村で初めての自由恋愛なんて言いながら、村人はみんな応援するし、身分違いだと言いながらも盲目の母も娘の恋の成就を願う。性善説の世界です。まるで「赤毛のアン」の世界よう。障碍がないと映画のストーリーは成り立ちませんが、それは個人の顔のない”体制”なので、人を悪く思うというストレスもなし。
殺しもラブシーンもなくてこれだけ心を震わせてくれるチャン・イーモウ監督の才能に脱帽しました。
涙が・・・・
都会からやってきた若き青年教師に恋をする。自由恋愛が許されない時代。
その淡い想いを伝えようとする18歳の少女チャオ・ディ。
その想いを彼へ伝える方法は少女の手作り料理とお弁当。
やがてその気持ちに彼も気付く。
しかし、文革の時代の波により二人は引き離されてゆく。
彼が去った村から町へと続くたった一本の道に少女は立ちつくし愛する彼を待ち続ける。
少女の初恋は、初恋を貫き通すこと。
人を愛し抜くこと。
私は、映画のテーマである「初恋」に感動したのだとやっと気づいた。
息子が両親(母親)の「初恋」を振り返り、母親の願いをかなえようとする。いつの時代も自分がむかっていく現実は厳しい。
しかし、過ぎ去った過去の思い出は美しいものなのかもしれない。
現在をモノクローム映像。過去をフルカラー映像とした対比を巧みに駆使。
色褪せない過去の記憶とは初恋なのかもしれない。