例の有名なテーマは無くなったが・・・
音楽担当がブラッド・フィーデル(前二作担当)からマルコ・ベルトラミに変更となった。そのためか、例の有名なメインテーマはいっさい顔を出さない。何となく雰囲気が似ているパートがあるものの、あくまで「似ている」に過ぎない。その他のアクションシーンの曲は、フューデルの手法を踏襲しつつもパワーアップした仕上がり。電子楽器からオーケストラに変わったことによって音に厚みが出ており、ホーンの唸りやパーカッションの刻みは迫力充分だ。
また一方で、静かなスコアもなかなか良い。特に4曲目「JCテーマ」や17曲目「ラジオ」は、暗澹たる未来への不安感がよく表現されている。映画のラストでは、17曲目「ラジオ」に併せて世界の終焉が描かれる。その中のワンシーンが妙に心に残っているからだろうか、個人的にはこの曲が一番印象深い。
なお19曲目には例のメインテーマが収録されている。これは打ち込み音で構成されていたフューデルのオリジナルをオーケストラに起こしたもので、変なアレンジを施していないのが良い。とにかく、これを聴くことによって一種の消化不良感を解消できる。製作サイドもツボを心得ているようだ。
最後に収録されている主題歌2曲もなかなか良い。
全21曲、収録時間訳51分。