皮肉れ!ハリウッド
「ノッティングヒルの恋人」が“ラブ>コメディ映画”だとすれば、この作品は“ラブ<コメディ”な映画。というより、個人的にはコメディ映画として楽しませてもらいました。新作映画のプレス・ジャンケットを舞台にラブストーリー&ドタバタ騒動を繰り広げつつハリウッドを痛快に諷刺してるのが、この作品。なんせアンチ・ハリウッド的ポジションにいるジョン・キューザックをバリバリのハリウッドスター役にキャスティングしてますからね。このあたりからして、なかなかのもの。また、ジュリア・ロバーツも当初はキャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じた高慢なハリウッドスター役としてキャスティングされていたそうです。
ラブストーリーとしても、コメディとしても中途半端な感じは否めませんが、なかなか笑わせてもらいましたし、ラブストーリーがあるせいかドタバタ感がうるさくなくて結構好きですね。なにより、芸達者な人達がクセのある役を演じているという所が魅力的。メインキャストはもちろんのこと、したたかな敏腕宣伝マンにビリー・クリスタル、映画ド素人の新人宣伝マンにセス・グリーン、映画が売れるならスターがどうなろうとお構いなしのプロデュサーにスタンリー・トゥッチ、ステレオタイプのスペイン人を演じるハンク・アザリア(ちゃっきちゃきのアメリカ人です)、キレれてる映画監督にクリストファー・ウォーケン…etc。いやはや、これだけでも観る価値はあるのではないかと。
最高とはいいませんが、よかったですよ。
設定も楽しいし、キャストも良い感じなのにイマイチ感が残るのはなぜか。
話はほとんどが試写会が行われるリゾート地で展開し、主人公ふたりの恋する描写があまりにも少ないからではないでしょうか。
ロマンチックな風景、ロマンチックな恋のやりとりがイマイチなので満足感が得られないのかも。話事態はラブコメディーの王道を言っていると思います。思った以上の裏切りもなく(いい意味で)、安心して見れる作品です。
ジュリア・ロバーツ目線で見ると彼女の活躍がそれほど目立たず何となく物足りないのですが、その他のキャスト目線で見ると楽しめると思います。
特にジュリアの姉役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズが良いです。『シカゴ』を彷彿させるような悪女ッぷりで、ゴージャスで憎たらしい敵役をカラッと明るく演じています。
新作『ディボース・ショウ』でもそうですが、したたかなわっる~い美女役をやらせたらはまり役。大好きです。
ラブコメとしてはイマイチですが、キャサリン好きにはお勧めの作品。
私もオススメ!ハリウッドの裏側をシニカルな笑いに描く逸品!
最初に見たのは飛行機の中でした。今までのジュリアの役とはひと味違い、全面に彼女だけが出ているのではなく、他の役者の演技も光る逸品でした!始めジュリアは姉のグエン役のオファーがあったにもかかわらず、自ら志願して妹のキキを演じたそうです。こんな役やっていいのか!?と表と裏の顔を使い分ける「いかにも」なワガママ美人女優役のキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。後のキャバレーの役を思わせるようなシーンもあり、彼女のハジケぶりが最高!おしゃれなファッションも要チェック。また、元夫役のジョン・キューザックはおとぼけをさせたらNo.1の憎めないエディを自然体で熱演。2人の間を取り持ち何とか映画のバンケットを成功させようと奔走するプロデューサー役のビリー・クリスタルはアカデミー賞の司会でもお馴染みで、彼のウィットに富んだ笑いのエッセンスが光ります。
他にも期待の若手セス・グリーンや個性派クリストファー・ウォーケンなど、ジュリアメインで見たい人には物足りないかもしれませんが、作品としては上質のラブ・コメディです。一見の価値あり!