巨人より美女
『グリーン・デスティニー』のアン・リー監督は、アクションより人間ドラマに重心を置いたよう。さすがに画作りは綺麗で、画面をコマ割りにするなどの工夫も見られ、コミックファンの心をくすぐる。俳優陣も好演。 映画前半を物語の背景や人物を丁寧に描き、荒唐無稽なアメコミ世界に、現実味を加えようとする姿勢は好感を持てる。が、ハルクを早く見たい方にとっては、序盤はじれったい時間帯になりそう。少しご辛抱を。
待たせただけのことはあり、ハルクの超人ぶり暴れっぷりは満足できる迫力。しかし、物語には絶対悪に相当する存在がいないので、アクションシーンの攻防戦がメリハリに欠ける感も。辛うじてハルクの父親が、その役目を担うものの、親子喧嘩の怪物版という感じで終わってすっきりしない。
見終えて印象に残るのは、CGの出来の良い「緑の巨人」のハルクではなく、生身の魅力を放つ「美しい目」のジェニファー・コネリーだったのが少々寂しい。
爽快なアメコミ原作の映画!
予告編があまりにも魅力的ですぐに劇場に足を運んでしまいました。その魅力は大きく分けて2つ。どちらかに興味をひかれたなら買いな作品です。 1つ。スパイダーマンなどで日本でも人気の高い「マーヴェルコミック」を原作に持つ作品ですのでそれらのファンは即買いでしょう。アメコミのノリが楽しめる人には文句なしにお薦めです。苦悩する主人公を中心にした人間模様も、ど派手なアクションシーンも大満足いただけるはずです!
2つ。原作を意識した「漫画的コマ割りカット」です。漫画のコマ割りのようにスクリーンを大胆に分割して複数の映像を流していました。あるシーンでは同じ場面をさまざまな角度から写した映像を同時に流していたり、またあるシーンでは主人公と対峙している相手との!二つの視点からの映像を同時に流していたり。これは一見の価値がアリアリです!想像以上にかっこいい!!
個人的にはもっとラブラブなお涙頂戴な映画かとおもっていましたが、痛快でかっこよく、しかも感動させられるというバランスのいい作品だと感じました。お薦めです!
ハルク最強!
正直言って見る前は何かと心配だったハルク。 CGでドコまでハルクの暴れっぷり、強さ、生物としての動きを自然に描けるのか?と思っていました。 しかし、そんな心配は1度見れば吹き飛びます! その位の爽快感溢れる無敵ぶり! CGも自然で気にならなかったし、ストーリーも苦悩する主人公とその恋人等、よく描かれていたと思います。 エリック・バナをこの映画で初めてみましたが、他の出演作も気になる俳優さんですね。 ジェニファー・コネリーも久し振りに見たけど、相変わらずキレイな人ですね! ハルクを救おうとする必死な姿、最後に気持ちを父親に話すシーン等、演技も光ります。 人が死ぬシーンも見せない、あるいは死んでいない?のか残酷性も無く、そういうのが苦手な人でも見やすいち?思います。 1人だけ死んでしまうシーンもありますが、工夫してあって(コレは賛否両論あるでしょうが)好感が持てます。 コミック調のコマ割の演出は面白いけど少し見難い、分かり難いシーンもあったので、このDVDを買って確認したいトコロですが、個人的には好きな演出でした。 少しスパイダーマンのサム・ライミを意識してるのかな?とも思いましたが。
原作ファンとして不満があるとすれば、もう少しハルクに重量感が欲しかったかな? どのハルクなのかが分かり難いです。 サベッジハルクにしては優しさがみえるし、マージハルクでもないし・・・はて?
でもそんな疑問は、見れば気にならなくなる位パワフルでオススメの映画です! 見て損はしません!