誰も分かってくれないとの悩みを共有
他の方も書かれていますとおり、着地点をどうにかしてほしいと思いますが、全体的にはおもしろい作品でした。人の心を読めるというのは、便利なようでもあり、不幸なものだともいえそうです。
また、人から分かってほしいと思って悩んでいる人がどれだけ多いことか。ほとんどの人がそう思っているといってもいいでしょう。そう思っている人が救われるということに着目しただけでも、十分アピールするところがあります。
前半は最高! しかし後半は・・・
"とつぜん女性の心が読めるようになる"という奇想天外なアイデアと、古き良き時代のミュージカル音楽にのせてテンポよく展開するストーリーにぐいぐい引き込まれてしまいます。この時点でDVDを買ってもいいかも、と思いました。 ただ、後半に入るとすこしテンポが悪くなります。ラストもそれなりに感動できるけど、うまくまとまっていないような気がする。前半のテンポを最後まで保てれば星5つあげてもいいかな、と思ったんですけどね。そういった事情から、ひとつ減点して4つとさせていただきました。
でも、女性の心が読めるという能力は、一見男にとってはのどから手が出るほどほしいもののような気もするけど、私が手に入れたら女性恐怖症になっちゃうかもね!
洒落てる大人のおかしな恋
仕事には自信を持っているが女性には節操のないハンサムな広告マンをメル・ギブソンが軽い乗りと母性本能をくすぐる演技で、他のラブ・コメディーとは一線をかくす作品となっていて洒落ている。共演はヘレン・ハント。 内容は、別れた妻が再婚する事になり、一時的に年頃の実娘と生活するが、父親を完全に馬鹿にしている始末で、会社でもヘッドハンティングされて着任してきた美人女性が自分の上司になり、追い詰められたりして…。しかし、ある出来事で突然、女性の考えることが聞こえるようになる。物語はそこから仕事、恋愛、父娘関係、が変わってゆく事になる。
注目は、仕事で女性向けの商品を自ら使用して広告のイメージを考えるという課題のため自宅で、あのメル・ギブソンが網タイツを着けたり、足の無駄毛を抜くシートを使うシーンが、実におかしい。また、フランク・シナトラの歌で部屋中を踊りまくるのも見物です。
メル・ギブソンは、「マッド・マックス」シリーズや「リーサル・ウエポン」シリーズのポリス・アクションや「ブレイブ・ハート」や「パトリオット」のような歴史アクションのイメージが強いだけに、俳優の幅を広げた作品とも言えるのではないかと思う。