4人の人生
ちょっとした悪戯心が、それまで当たり前のように過ごしていた日常生活を大きく変えてしまう。事件を起こし少年院に収容された4人の幼なじみは、数十年後、ある裁判で顔を合わせることになる。非力だった頃、どうにも出来やしなかった大人からの暴力。心身共に傷を負ったまま育った長い年月。そして、再会。まるで荒波に飲まれたような衝撃的な展開に、運命の連鎖というものを感じずにはいられなかった。人生は思わぬところで、つながっている。それは唐突に現れるものかもしれないし、自ら進んで得る結果かもしれない。この映画の感想を的確に表すのは難しいが、鑑賞後は色んな思いが込み上げて来た。キャストは豪華だが、私は少年時代を演じた4人がいい味を出していたと思う。主人公はもちろん、若いブラッド・レンフロも良かった。小さな頃からずっと一緒で、収容されてからも互いを慰めるように寄り添う様が見ていて痛々しかった。
何かが、時に人生をも変えてしまう。それは他人なのか、それとももしかして自分自身なのか。デ・ニーロが演じる神父の出した答えは、どんな意味を持っていたのだろう。再会を喜び合う4人の姿が、そしてその後別々の道を進んだ彼らの姿が、人生の数奇さ、どこかで繋がり合う不思議な縁を物語っているように見えた。