きれいでうっとり
似ても似つかないゴッホ、セザンヌ。贋作を題材に使っているだけに、その扱いには気を使っていただろう個所が随所にうかがえる。いい時代だなあ。夢と希望、という言葉もしっくり来る。オードリーの着せ替え映画だけど、それがとてもうれしい。女の子は装って、美しさをアピールして、10カラットのダイヤをもらって。
品のいい生き方を教えてくれる作品でした。もちろん自分の祖父の作った贋作を盗む、というラブコメディではありますが、立ち居振舞いやしぐさ、洋服の選び方(黒尽くめでリッツに現れたオードリーの美しいこと!)すべてに夢を感じます。
女性は見るべきクラシックです。
ニコルとサイモン
随分昔にTVで見て以来、大好きだったので迷わず購入しました。
エディターレビューのとおり
「吹替の音源がない部分はオリジナル英語音声」のため、
幼稚園にかよう娘は、「また英語になっちゃった」と、
故障をうったえておりましたが、
もう慣れて何度も繰り返し見ております。
池田昌子さん、中村正さん以外の声では考えられませんものね。元祖ロマ・コメの女王のオードリーはとてもキュート。
長身で青い瞳のピーターもとても素敵です。
掃除用具入れの中での初キスは、おくゆかしくてうっとりです。
チェリーニのビーナス
「チェリーニのビーナス」といういかにも実在しそうな彫刻の贋作が美術館に展示されることから、巻き起こるロマンティックコメディ。このビーナス、役中のヘップバーンのお祖母さんがモデルという設定で、オトゥールがその像を見て、「君に似てないか?」というあたりがしゃれている。 ワイラー監督にヘップバーンとオトゥールという名優を揃えて、さぞや内容の濃い芸術作になりそうなのに、観客に肩透かしをくらわせ、思いっきりライトだけど、ゴージャスな作品に仕上がっている。この映画そのものが、チェリーニのビーナスのようにすてきな贋作だ。
いい邦名です
筋としては贋物づくりの親子が救われるという「けしからん」内容なのだが、見ているうちにそんな出来合いの正義感なんかどっかへ飛んでいってしまうところがなんとも「粋」だ。
ちょっとしたところに、「やられた!」という伏線がちりばめられていて素直に楽しめる。 オードリーの華やかな衣装に酔うもよし、超豪華なインテリアに驚愕するもよし、何より爽快な後味が魅力だ。
途中で、「人間のあさましさを見せて上げよう」というオトゥールの仕草がカッコイイ。