わりと微妙
ファミコン音楽のスタンダードナンバーを集めたCD。
メジャーどころが中心の選曲のため、再販されたばかりの「ファミコンミュージック」「同Vol.2」を買った人には正直新鮮味の薄い内容。
全て新しく録音されているのか、音そのものは非常にクリアであり、その点は評価できる。ただ、致命的なのがクルクルランドのBGM。3曲全て1ループせずに終了している。ディスク版はともかく、カートリッジ版の方はこのCDを買うような人なら皆気付くだろう。
圧巻の 99 トラック
ファミコン発売二十周年ということでいろいろな企画商品が発売されているなか、ゲームミュージックの大家サイトロンから発売されたのがこの作品。
アレンジバージョンなしの「素材勝負」だが、その素材が折り紙付きの厳選素材なのだからおいしくないわけがない。 しかも収録トラック数は CD の限界である 99 トラックと「満漢全席」仕様だ。どれもゲームタイトルと BGM がセットで思い出されるくらいになじみのあるメロディであるうえ、もともとファミコンの任天堂作品の音楽は、言ってみればガキのおもちゃであるファミコンのゲームに添える BGM とは思えないほど「シブイ」楽曲が多く、歳を取ったいま聴いてもまったく色あせない魅力がある。
友達と遊びまくっていた当時を思い出して感慨にふけるもよし、当時は気づかなかった細かな音作りのテクニックを再発見するもよし、単なるコレクションに終わらせずに聴き込んでいただきたい一作である。
VOL. 2 以降には任天堂以外の作品からの音楽が収録されるらしいが、「アーバンチャンピオン」「ロボット」等、まだまだ任天堂作品には名曲も多いので、余さず収録されることを期待したい。