おお!
バーシアとダニーが、マット・ビアンコに戻ってきたというだけで衝動買いです。
第一、バーシアはよく聴いていたけど、まともにマット・ビアンコを聴いたことがないという、ジャケ買いに等しい冒険。
ですが、良かったです!1曲もハズレなし。サンバ、ボッサ、オシャレと言われそうなエッセンスはしっかり掴んでおりますが、こういう音楽をやって、モノマネにならないイギリス人とポーランド人の三人、すごいとしか言いようがない。(雰囲気だけボッサとかねえ。いますもんねえ)
バーシアが10年も新譜出してないとは知らなかった。
バーシアがメイン・ヴォーカルの曲が多いです。
マーク・ライリーのヴォーカルを聴いたの、初めてですが、他の作品も聴いてみたくなりましたよ。
夏にぴったり。通勤中に車内で聴いてルンルンです。
瀟洒でほんとうに音楽を愛する粋なオトナへ
マットビアンコの音楽性は「ダンサブル」などという言葉で片付けられるようなチープなものではない。瀟洒でほんとうに音楽を愛する粋なオトナが密かに楽しむ極上の音楽だ。
1st「探偵物語」から20年、オリジナルメンバーでの復活は、
デビュー当時より熱心なファンである私としては喜ばしい限りである。
近年、日産のCMなどで、にわかファンも増えたが、本来の音楽性に立ち帰り、
しかも今の彼らの音を追及しているのはほんとうの意味でのアーティストといってよいだろう。
マットビアンコは、マーク・ライリー個人のバンドユニットといえるが、もともと80年代前半に英国を中心に起こった
ファンカラティーナ(ファンク&ラテン音楽)の中心的なバンド、ブルーロンド・ア・ラ・タークのメンバーだった彼が
ダニー・ホワイト他を誘い、そこにバーシアが加わったのが、オリジナルメンバーである。
彼らの音楽の特徴は、ファンカラティーナを引き継ぎつつ、電撃フリント、マットヘルム、スパイ大作戦などの
スパイ活劇からインスパイアされ、それらで使われたラテン調の音楽をエッセンスとして取り入れ、
当時の音楽とは明らかに一線を画す、まったく斬新で他のバンドとは明らかに異なる〝瀟洒な〟音だった。
しかし、後年バーシアとダニーが抜け、マーク・ライリーはマーク・フィッシャーを迎えて、次々とアルバムを発表するも
有名になったことで、次第に初期のコンセプトとはズレていき、音楽性も大衆化されることにより、
そのエッセンスも薄まってしまった。したがって、“マットビアンコ”の名称やコンセプトも有名無実になりつつあった。
正直なところ、1st以降のアルバムはバーシアが抜けたことで精彩を欠いていた。
マーク・フィッシャーの音楽性も悪くないが、やはりオリジナルメンバーの音楽性は高く、それには適わない。
オリジナルメンバーである2人をヘボボッサなどという見当違いで聴く耳のない人には理解できないのは当然。
単に商業主義的でポップな音が好きなリスナーにはおすすめしない。
このアルバムは、そういう質の高いリスナーにお勧めしたい。