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存在の耐えられない軽さ [DVD]

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存在の耐えられない軽さ [DVD]の解説

   プラハの春とうたわれた1968年のチェコスロバキア、無類の女好きでもある脳外科医のトマシュ(ダニエル・デイ・ルイス)は、きまじめな娘テレーザ(ジュリエット・ビノシュ)と結婚するが、彼の女漁りは収まらない。やがてソ連軍が軍事介入してプラハに進駐し、ふたりはスイスへと移り住むが…。
   フランスに亡命したチェコの作家クンデラのベストセラー小説を『ライトスタッフ』などのフィリップ・カウフマン監督が映画化した3時間弱の大作。洒脱な語り口と濃厚なラブシーン、ダイナミックな動乱場面などバラエティ豊かに描きつつも、主人公にとって女とは所詮軽い存在に過ぎない。しかし、彼もまたチェコの動乱の中では軽い存在でしかないという辛口のメッセージを一貫させた、大人のための見ごたえある優れた人間ドラマである。(的田也寸志)

存在の耐えられない軽さ [DVD]の商品レビュー

5.0 二人の女優の魅力。
1968年にチェコスロバキアで起こった政治改革運動「プラハの春」とその後のソ連の政治介入を背景にした男性1人と女性2人の物語。
愛と性が重要な要素だけど、社会に抑圧される個人や恋愛だけではくくれない男女の微妙な関係の深さを考えさせられます。
作品は長めですが、何度か観るうちにその深さがじわじわ分かってきました。ハリウッド娯楽作とはまた違ったヨーロッパ映画の底力を感じます。
エロティックなシーンが多いけれど、鏡を使ったイメージや写真などが使われているせいか、下品さは感じません。

二人の対照的な女性、テレーザとサビーナが興味深い。
この二人がお互いのヌード写真を撮るシーンの不思議な魅力が圧巻(それぞれトマシュの妻、愛人と知っていながら)。
テレーザの一途で純真で情熱的なところは一歩間違うと、うっとうしいだけの存在。けれど、あどけなさと強さを持ち合わせているジュリエット・ビノシュにはピッタリ。写真の才能を発揮しながら、それが政治に利用されてしまうのが悲しい。
サビーナ役のレナ・オリンも魅力的。画家として自立し、自分の個性(帽子のエピソードに象徴される)を認めてくれるトマシュとは対等な関係。
余談ですが、サビーナのスタイルの良さはうらやましい。それに対してテレーザは足も太めで腕や背中も少し逞しい感じだけど、それがテレーザの母性を感じさせます。

主人公、脳外科医トマシュの行動は典型的なプレイボーイでありながら、サビーナとの親友めいた関係、テレーザとの断ち切れない強い絆など、矛盾をはらみつつ、物語を引っ張っていきます。ダニエル・デイ・ルイスが演じると不思議なカリスマ性を感じます。

三人の行く末は、観る人の解釈にゆだねられるでしょう。不思議な余韻が残ります。

5.0 見てびっくり!おもしろかった
国内指折りの脳外科医トマシュ彼ははっきりいってプレイボーイ
とある田舎の病院に出張オペで出会ったウェイトレスのテレーザ
しかし 彼には画家サビーナという無二の親友のようなセックスフレンドもいる、、。
 今まで女性を真剣に愛したことのなかったトマシュが テレーザが押し掛けてきたことにより、同居・結婚してしまう。
 テレーザは何をやってもなかなかうまくいかない。
 しかし、トマシュは何事もさらっとやってのけて 浮気も平気
 そんな二人と 画家のサビーナの物語。
  トマシュが愛に目覚める様と、テレーザとサビーナの心の葛藤も見物でした。
 カバーからただやらしいだけ?っかと 思いきや思いっきりないようの濃い。 
  男と女という生物学上の思考の違いが濃厚にでている映画です。
  見飽きることもなく、一気にみれました。
  名画です。
5.0 名画です!!
 チェコに起こった自由化の波に対するソ連の軍事介入という、二十世紀の大事件を背景として、その中で生きる人々の愛と、その存在の軽さを描いた名作です。原作はミラン・クンデラという人の小説で、日本語版も集英社文庫から出ているので映画と原作を見比べてみるのも面白いでしょう。小説版はそれほど長い作品でもないのですが、この映画版は全部で三時間弱の長い映画です。
 モテモテの脳外科医トマッシュ(医者がもてるのはいつの時代もどこの国でも共通なんでしょうかねェ・・・?)は、出張で訪れた小さな町でテレーザという可憐な女性と出合い、結婚する。二人は幸せな生活を送るが、トマッシュは結婚前から関係のあったサビーナという女性と浮気を繰り返す。そんなある夜、トマッシュとテレーザは喧嘩をしてテレーザは家を飛び出す。するとそこへチェコの自由化に反対するロシア軍の戦車がやってくる。その日以来、ロシアのチェコに対する軍事介入はますます激しさを増し、二人は先にジュネーブへと脱出したサビーナを追うようにジュネーブへと逃げるが・・・
 巨大な歴史のうねりの中で、女は男にとっての自分の存在の軽さに悩み、男はどうすることもできない現実を前にして自らの存在の軽さに苦悩する。
 二人の出会い、幸福な時間、苦悩する時間、そして最後に訪れる劇的なラストまで、その全てに無駄のない傑作。近年、こういった重い社会性を盛り込んだ骨太の映画はなかなか見られません。三時間弱と非常に長い映画ですが、見て決して損はないと思います。
5.0 名作だと思います
 原作はミラン・クンデラによる同名の小説です。日本語版が集英社文庫から出ているので、この映画と原作を見比べてみるのも面白いかもしれません。原作の方は、それほど長い小説ではないのですが、映画の方は全部で三時間弱というかなり長めの映画です。

 モテモテの脳外科医トマシュ(医者がもてるっていうのはいつの時代でもどこの国でも共通のことなんでしょうかねェ・・・?)は、手術のために訪れた小さな町でテレーズという可憐な女性と知り合い結婚する。二人は自由化を謳歌するチェコで生活を始めるが、トマシュは結婚前から関係のあったサビーナという女性との浮気をやめようとはしない。そんなある夜、トマシュの浮気が原因でテレーズが家を飛び出したところへ、チェコの自由化を弾圧しようとするソ連の戦車が街へと入ってくる。その日以来、ソ連の軍事介入は激しさを増していき、二人はサビーナの後を追うようにスイスのジュネーブへ向うが・・・

 ソ連のチェコ軍事介入という大きな歴史の流れの中で、女は男にとっての自分の存在の軽さに悩み、男は歴史の濁流に対する自らの存在の軽さに苦悩する。当時のチェコでは、たった一つの小さな愛が成立することすら困難だったということを、この映画はこれ以上ないというほど巧みに表現しています。

 このレビューの初めにも書きましたが、三時間という長い映画ですが、そのシーン一つ一つ、どれをとっても無駄なシーンがありません。主人公となる二人の出会いから、二人の苦悩、そして悲劇的なラストまで、じっくりと見せてくれる骨太の作品です。 

5.0 嗚呼、ビノシュ・・・ジュリエット・ビノシュ・・・。
今の日本に、小花柄の白いワンピースが似合う可憐な
女性がいるでしょうか?
みんな、よごれちまった哀しみばかり・・・。

しかし、この作品のジュリエット・ビノシュは違います。
いつまでも見つめていたい。
可愛い、愛しい、麗しい・・・。

旬の頃のジュリエット・ビノシュを観るだけでも
この映画を観る価値はあります。

もちろん、映画としても、娯楽的要素も、けっこうハラハラドキドキも
あり、単なる恋愛映画で終わっていません。

タイトルは硬いですが、内容は起伏に富んでユニークです。

ただし、かなりエロチックな描写が出てきますので
お子様と一緒に観るのは避けたほうが良いでしょう。

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