トリロジー・ボックス
「子供にせがまれて見に行った大人が喜んだ」と、アイディア、脚本の巧みさが絶賛されたPART1。1を見なければ全く意味が分からないという思い切った構成で勝負に出て、その楽屋オチに多くの人を爆笑させたものの、一部からは批判も出たPART2と続き、とうとうこのPART3でシリーズはグランド・フィナーレを迎えます。 ちなみに、2と3がどうしてこういう作りになったかと言えば、監督たちの書いた脚本が通常の倍に達してしまったのですが、面白いから2と3を作っちゃえ、予算削減になるから一緒に撮っちゃえ、ということになったそう。本当にどんなプロデューサーでも、そう判断するだろう、と思うぐらい、優れた物語になっています。
PART3の魅力はずばり、映画への愛、だと思います。アメリカ映画のお家芸である西部劇の再現。美しい自然に心うたれ、馬の疾走に感動し、そして列車強盗には心の底からハラハラドキドキさせられる。本当にクラシカルな映画の魅力を現代に再現しようと、スタッフ・キャストが力を合わせている姿には感激させられます。しかもギャグを忘れず、ぬけぬけとラブ・ロマンスまで盛り込んだのですから、もう何も言うことはありません。三部作というのはよくありますが(「スターウォーズ」「インディ・ジョーンズ」「羊たちの沈黙・ハンニバル・レッドドラゴン」「指輪物語)、あまたある作品群の中でもトップクラスのクォリティだと思います。
ところで、購入の仕方ですが、僕はトリロジー・ボックスを買いました。内容については満足しています。ですが、迷ったら単品で購入された方がいいと思います。特典映像は1度見たら終わりです。何度も見返すのは本編の方ですから、キャンペーンを上手く活用して、単品で3部作をそろえる方がお得。浮いたお金はほかの高価なDVDに回すほうがいいと思います。