観て損はない
家族崩壊を描いた映画ですが、その家族崩壊の決定的な原因になるような絶対的悪役は登場しません。登場人物それぞれがそれぞれにダークな部分を持っていて、その結果として家族が崩壊するといった感じの、非常に作りこまれた映画だと思います。アカデミー賞を受賞するのも妥当なところでしょう。 ですがこの映画何かが物足りないんですよね。全体的に面白い映画ですし、観ても決して損はない映画だと思いますが、もしも「このDVD買う?」と聞かれたら、「?」という感じです。一度見て、「あぁ、面白いなぁ」とは思っても何度も繰り返して観返すタイプの映画ではないような気がします。
もしもこの映画の購入を考えている方がいたら、一度レンタルして観てみた方がいいのではないでしょうか。
humanity
そうだな、私の記憶にはないかな。一人の人間が時に美しく、時に醜く描かれている、そんな映画。それが主要人物の殆どで。
そんな映画今まで観たことあったかしら。私の数少ない経験ではないのでは。たいていは、誰かが美しくって誰かが醜い。そうした「役割」がきちんと用意されている。けれどこの映画には。
本当の意味での「人間らしい」、そんな姿を映した映画だと。それは決して慈善行為といった意味ではなく。
誰にでも、いい所と悪い所がある。それは人間だから。
そうやって昔親から言われたことがあります。そういえば小学校の先生にも言われたかな。つまり、美しい所と醜い所。人間だからその二つの要素は誰にでも持ち合わせているもの。それがこの映画ではきちんと描写されている。それをテーマにしたのかな?わからないけれど。
ここまで一人の人間をぎゅっと抱き締めたいほど美しく愛おしく、同じ一人の人物を殺したいほど醜く描写した映画はあったかしら。
これが初めて。