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TOMORROW 明日 [DVD]の解説黒木和雄監督が井上光晴の原作をもとに、原爆が投下される1945年の8月9日までの、長崎の数日間を描いた作品。声高に反戦を叫ぶのではなく、淡々と市井の人たちの日常生活を描き、その静かなタッチの中に戦争への怒りを込めるという、黒木監督の真摯な演出が大きな効果を上げている。この後黒木監督は自らの戦争体験と思いを込めた『美しい夏キリシマ』(2003)、『父と暮らせば』(2004)を発表。いずれも高い評価を得ている。 TOMORROW 明日 [DVD]の商品レビュー 明日という時間を永遠に奪われた人々への鎮魂歌
戦争場面を描かずに静かに人々の日常を描いて強い反戦メッセージを込めた秀作を手がけた黒木和雄監督。私は本作が同監督の最高傑作だと思う。長崎に原爆が投下されるまでの約24時間の、ある結婚式に集った人たち及びその関係者の戦時下の日常生活をきめ細かく描くことに終始するが、そこには出産、子供たちの無邪気な遊び、恋人や友との語らい、結婚、日々の仕事、夫婦の会話、恋人との語らい、そして捕虜の死といった人間の生から死までの諸相があった。そして、明日があるからと胸に秘めたままの言葉もあった。それらが一発の爆弾の一瞬の爆発で永遠に奪われてしまう悲劇。映画の中で丹念に積み上げられた人々の日常生活をいとおしく思えば思うほど、不意の中断が我々にはわかっているだけに、胸かきむしられる。監督自身が小津安二郎監督へのオマージュと言っているように小津監督の影響は感じられるけれども、監督を初めとするスタッフ独自のアイデアも一杯詰まっている。特に秀逸なのが夜の野外の場面。タルコフスキー監督のサクリファイスをふと連想するが、核の問題を告発する両作品で夜の場面が共通して素晴らしいのは偶然だろうか。小津監督といえば、当日長崎の映画館で上映されていた映画を調べて、同監督1942年の作品「父ありき」を挿入したリサーチの努力には頭が下がる。これもまた、明日を奪われた人々の日常をできるだけ再現したいという熱意の表れだろう。 原爆投下前日の長崎
この年、井上光晴原作のこの話をテレビと映画で同時に映像化されました。 今とは。
今、生きている。やらないと行けない仕事と称するものがある。今という瞬間、私たちは明日があることを確信している。 黒木監督戦争3部作の原点
黒木監督戦争3部作の一作目。1988年の作品。桃井かおり、田中邦衛、仙道敦子、黒田アーサー。1945年8月8日、原爆投下1日前の長崎。戦時下なれど、日々暮らしている庶民の姿が淡々と描かれている。この翌日にはあの原爆が炸裂したのかと思うとやりきれなくなります。 DVDの最新売り上げランキング - トップ10
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