本編とセットでぜひに。
おもしろいですね。このDVDは、「本編」とセットで観たら、感心(感動でなく)
が「ググッ」と、4倍に!盛り上がること請け合いです。
にわか「イーモウ」ファンとしましては、この人が何を考えて、どう行動したか、
がわかり、とっても興味深く観ました。
何が起こっても動じない(っていうか、顔に出ない)、
イーモウという人となり、がよく出てます。
それにしても、名監督も、練りに練った構想と脚本でしたが、自然の力と、
ハプニングには、かなわず、作品もそれにつられて色づいていく、
ということですね。ふう~ん。
これを観ると、余計なお世話ですが、「『LOVERS』って、制作費、
回収できたんだろうか」なんて、人ごとながら心配しちゃいます。
監督の苦労はわかるが…
うーん!「HERO」の外伝がとても良く出来ていただけにこれは残念、がっかりした。役者はほとんど出てくることなく、監督のぼやきや独り言ばかり。個人的には「HERO外伝」のように撮影の合間の会話やリハーサルが見たかったのに、このDVDは前作で自信をつけすぎた監督のわがままや愚痴、他のスタッフとの打ち合わせを延々と撮るばかり。個人的には、これを見ると「あぁ、環境もアイディアも出来上がっていないのに無理矢理絞りだして時間を気にしながら作った作品なんだな」と思ってしまうので、見ないほうが映画本編は楽しめると思う。
でもこのDVDで雪のナゾは解けます。
「如花」との違い
この『LOVERS外伝』は中国では『如花』というタイトルで発売されている。
『如花』は「十面埋伏」という映画を撮影中のチャン・イーモウ監督の姿を追ったドキュメンタリーである。その『如花』を編集して日本語のナレーションと字幕を入れたのが『LOVERS外伝』である。
編集は映画のメイキングの要素が前面に出されており、「LOVERS(十面埋伏)」という映画の撮影の裏側が知りたい…という方にはこちらがお勧めである。
日本語のナレーションのおかげで、状況が良く理解できる。
監督の花畑へのこだわり、天候に苦しめられた撮影、スタッフや出演者の怪我、当初出演が予定されていたアニタ・ムイの死…この映画の撮影中に漏れ聞こえてきていたニュースは本当だったんだ!と妙に納得しながら見ていた。
ただ、チャン・イーモウ監督という人とはどんな人なのか、どのようにして映画に取り組んでいるのか…等、監督自身に興味をもたれた方は『如花』の方が良いだろう。
残念ながら輸入物である為に、言葉も字幕も中国語である。しかしながら、言葉がわからなくても熱く語る監督の姿は大変魅力的である。