「普通じゃない」ストーリーの展開
巨大企業会社で清掃人をしながら、いつか小説家になることを夢見る気弱な青年ロバ―トは、ひょんなことからクビになってしまい、社長室に抗議する。ところが勢いでたまたま居合わせた社長令嬢セリーンを誘拐する羽目になっってしまう。ところが甘やかされて育ったセリ―ンは大変なじゃじゃ馬娘。怖がるどころかオタオタしているロバートに身代金の要求方法を教え、ついには銀行強盗までしてしまう。・・・垢抜けない青年をユアン・マクレガー、お転婆な社長令嬢をキャメロン・ディアス、今や人気と実力を誇る映画スターとなった2人が送るラブ・サスペンス・コメディ!と聞いて期待していたけれど、設定はいいものの、なぜかロバートとセリーンが恋に落ちることはすでに天使の使命として決定づけられていて、この2人をくっつけるために2人の天使が派遣されて来る。ところがどう見てもこの天使、2人をくっつけるどころか邪魔しているようにしか見えない。どうでもいいから無理矢理くっつけようとして、全然2人の感情の発展にリアリティが見えない。個人的にはロバートがセリーンに小説家になりたいという自分の夢を語る場面が好きなので、あんな素朴だけどあたたかい場面がもっとたくさん欲しかった。せっかく豪華なキャスティングの割には、そんなに魅力は感じられなかった。ジャケットなんかカッコ良くて、いかにも「これは面白そう!」と思わせてくれる感じなのにね。もったいない。