最高レベルの戦争映画
自身、戦争系映画は比較的鑑賞する方だが、この映画は今でもNO1に値する戦争映画だ。この場合、いかにその映画が中立な立場で史実に忠実に描かれているか等の観点は除く。アメリカのハリウッド映画特に戦争ジャンルともなると、今のイラク戦争やアフガン状況からしてそのような立場で描くのは困難だろう。
つまり、素直にこの映画は効果音や描写力という点でのリアリズムや視聴者をいかに緊張と興奮の渦に巻き込むかという点でのストーリーの組み立て方がとても素晴らしかった。冒頭から、いきなりオハマビーチに小型艇で上陸するという意表を突いたシーンからはじまり、船酔いで嘔吐する兵士、高台からの独軍からの激しい機銃掃射で上陸前から激しい状況と化す。この描写により冒頭シーンで視聴者を確実に映画に夢中にさせるきっかけを導いた。その後30分近くに及ぶ、オハマでの戦闘が続く訳だが、巧みな描写によってそれは退屈さは微塵も感じさせない。瞬間的な白黒撮影、スロー映像等はシンプル的手法ながら、兵士の極限状態における精神錯乱状態を上手く再現する一助となった。
また、効果音もこの映画の特筆するべき点だ。飛び交う大砲や機関銃の発砲音や防護服に弾丸が跳ね返る音等は、正に戦場にいるかのような錯覚さえ覚える臨場感だ。
その他、ミラーを使っての死角からの射撃等、それがオハマの戦闘で実際に行われたかはさて置き、エンターテイナー性という観点から言えばそのような細かいストーリー演出がとても絶妙であった。単に、「グロテスクな戦闘シーンが多い=興奮する」だけの映画ではなかった。それは、更に最後のシーンによって集約される。この映画の素晴らしさは、激しい冒頭シーンによってその映画が後半以降白ける事が無かったと言う事だ。中間部分では遭難兵を救出するという、戦闘シーンよりヒューマンストーリーに重きを置くことでバランスの取れた内容に仕上がり、最終シーンで前半を凌駕するような興奮の坩堝と化すシーンを作り上げたことだ。冒頭は、所謂大量流血で恐怖感を与えたとするならば、最終シーンは、違った意味での恐怖を与えた。それは、ゲリラ戦及び市街戦という状況に因る所も大きかったが、やはり巧みな演出ストーリーが随所に冴え渡る事で深みを増したと感じた。
例えば、ドイツ軍が米軍が待機していた市街へ通過する瞬間がそれだ。最初キャタピラー音だけが響き、後にドイツ軍の飛び交う声その後遠くから戦車が霞んで見えてくる。。このシーンに一体どれだけの視聴者が息を呑んだだろう。王道と言えば王道的手法かもしれないが、演出の素晴らしさには脱帽だ。
このように、人間描写等に評価を置く人は意見が割れる所だろうが、恐怖と興奮に巻きこむ演出ストーリーという点では、他を寄せつけない圧倒的超大作だ。

最高レベルの戦争映画
自身、戦争系映画は比較的鑑賞する方だが、この映画は今でもNO1に値する戦争映画だ。この場合、いかにその映画が中立な立場で史実に忠実に描かれているか等の観点は除く。アメリカのハリウッド映画特に戦争ジャンルともなると、今のイラク戦争やアフガン状況からしてそのような立場で描くのは困難だろう。つまり、素直にこの映画は効果音や描写力という点でのリアリズムや視聴者をいかに緊張と興奮の渦に巻き込むかという点でのストーリーの組み立て方がとても素晴らしかった。冒頭から、いきなりオハマビーチに小型艇で上陸するという意表を突いたシーンからはじまり、船酔いで嘔吐する兵士、高台からの独軍からの激しい機銃掃射で上陸前から激しい状況と化す。この描写により冒頭シーンで視聴者を確実に映画に夢中にさせるきっかけを導いた。その後30分近くに及ぶ、オハマでの戦闘が続く訳だが、巧みな描写によってそれは退屈さは微塵も感じさせない。瞬間的な白黒撮影、スロー映像等はシンプル的手法ながら、兵士の極限状態における精神錯乱状態を上手く再現する一助となった。
また、効果音もこの映画の特筆するべき点だ。飛び交う大砲や機関銃の発砲音や防護服に弾丸が跳ね返る音等は、正に戦場にいるかのような錯覚さえ覚える臨場感だ。
その他、ミラーを使っての死角からの射撃等、それがオハマの戦闘で実際に行われたかはさて置き、エンターテイナー性という観点から言えばそのような細かいストーリー演出がとても絶妙であった。単に、「グロテスクな戦闘シーンが多い=興奮する」だけの映画ではなかった。それは、更に最後のシーンによって集約される。
この映画の素晴らしさは、激しい冒頭シーンによってその映画が後半以降白ける事が無かったと言う事だ。中間部分では遭難兵を救出するという、戦闘シーンよりヒューマンストーリーに重きを置くことでバランスの取れた内容に仕上がり、最終シーンで前半を凌駕するような興奮の坩堝と化すシーンを作り上げたことだ。冒頭は、所謂大量流血で恐怖感を与えたとするならば、最終シーンは、違った意味での恐怖を与えた。それは、ゲリラ戦及び市街戦という状況に因る所も大きかったが、やはり巧みな演出ストーリーが随所に冴え渡る事で深みを増したと感じた。
例えば、ドイツ軍が米軍が待機していた市街へ通過する瞬間がそれだ。最初キャタピラー音だけが響き、後にドイツ軍の飛び交う声その後遠くから戦車が霞んで見えてくる。。このシーンに一体どれだけの視聴者が息を呑んだだろう。王道と言えば王道的手法かもしれないが、演出の素晴らしさには脱帽だ。
このように、人間描写等に評価を置く人は意見が割れる所だろうが、恐怖と興奮に巻きこむ演出ストーリーという点では、他を寄せつけない圧倒的超大作だ。
