「トリップ」をかなりリアルに再現・映像化したという意味で傑作!
PVの巨匠、スウェーデン出身のジョナス・アカーランドが初めて映画を撮った記念すべき処女作。豪華キャストを配置した作品であるが、映画の内容・ストーリー自体は弱く、また細部まで全くと言ってよいほど描かれていないし、『映画』のデキとしてはトレスポのほうに圧倒的に軍配が上がるが、何よりこの作品の特筆すべきはその「ドラッグ」のキマっている描写・感覚をかなり正確かつリアルに「映像化」したというところで五つ星である!この監督はPVでも物議を醸し出すエグイ作風が殆どだが、映画を撮ってもそれは変わらず、むしろPVをそのまま映画にしたような作品となっている。
劇中の音楽をビリー・コーガン(スマッシング・パンプキンズ 本人もチョイ役で出てます)が手掛け、その他の音楽にメタルなどをふんだんに挿入し、また多数の有名ミュージシャンを巧い使いかたで出演させるなどマニアにとっては唸らせるような演出が満載である。
あと、この映画は「アメリカン」をデフォルメ(マッチョなカウボーイ、ファッション、プロレス、ヘヴィーメタル、ゲイ、ドラッグなど)しているという雑誌でのレヴューを見たが納得であり、いかにもアメリカンな雰囲気を切り取ったという意味でも解りやすくておもしろい。
(ジョナス・アカーランド自身は北欧出身)
内容それほどまで深く無いぶん「映像・音楽を楽しむ映画」なので、キマって!?観たほうがほうがより良く楽しめる映画です!