地球はやはり蒼かった
ベルヴェット・アンダーグラウンドの
メランコリック・サイドを継承していた
80年代の重要バンド、Galaxie500は
3枚のアルバムを残して解散。メンバー3人の内、
ディーン・ディアハムはLUNAを結成、
デーモン・クルコウスキーとナオミ・ヤンは
フォーク・サイケ・デュオ、Damon & Naomiを結成した。とりわけ、私にとって興味深かったのは
日本の異色フォーク/サイケバンドGhost(ゴースト)との共演である。
2000年に発表された4作目「Damon & Naomi with Ghost」における
侘び寂びのように微妙な透明感・浮遊感のあるサウンドは
素晴らしかった。
スペイン公演を収録したライブ盤の5作目においても
ゴーストのギタリスト、栗原道夫がサポートしている。
6作目にあたる本作においても
彼は素晴らしいプレイを披露している。
アコースティックギターの響きが
心地よく、ナオミのヴォーカルもさりげない。
透明感抜群のクリアなサウンド・スケープ。
地球愛にまで昇華された
スピリチュアルなアプローチは
イタリアのプログレ、ルネッサンスを彷彿とさせる。
栗原氏のギターは、天使の舞のごとく冴え渡り、
自由に駆けめぐる。
デーモンのヴォーカルもさりげなく
大地の賛歌ともいうべき落ち着きをもっている。
二人のナチュラルなコントラストは
優しさと輝きに満ち、きっと
心にやすらぎと法悦をもたらしてくれるだろう。
愛に満ちた素晴らしいアルバム。
ビートルズのWhile My Guiter Gentry Weepsの
スロウ・フォーキーなカバーも披露。
彼らは反戦平和団体「Musicians for Peace」を主宰。
そのメンバーには、Sonic Youthのサーストンムーア、
リチャードヘルらも名を連ねている。