グレンの本心
ファンキーな音楽への好みが強い割には、以外に自分が振れてしまうのがグレンヒューズの性なのでしょうか? HTPやここ数作のソロでは70年代のロックへの回帰を強く意識していましたが、今回はずいぶんとソリッドでファンキーなアルバムに仕上げてきました。音的にはレニー・クラビッツやロイド・ブラムホール・Jrなどの音に近く(古くはジミヘン?)、レッチリのチャドの参加(全曲)も全曲の空気感をライブにするのに大きく貢献しています。 なんでも今回のベーシック・トラックは原則「せーの」のライブで録音されて居るそうで、臨場感がそのまま閉じ込められている感じで躍動感があります。プロモーション・ヴィデオも収録されて居る表題曲①や、コーラスが印象的な②、グレン自身がダビングしたファズギターが目立ちまくっている③、リズムの切れが凄まじい④と一気に引き込まれます。輸入版と日本版では⑧が入れ変わりますがどちらも捨てがたく秀逸。 大作も間に挟んでいきながらアルバム最後で見事に収斂させるあたりは、グレンのアルバム・コンセプト造りもかなり安定してきた感があります。HTPの活動の最後のあたりに曲を書き始め、他にもトニー・アイオミとのアルバム競作も進めながら「コレ」が製作できるとはさすがです。
チャド、JJ、エドロスを従えてのソウル・ムーバー・ツアー来日、北米ツアーの可能性もあるそうで、レッチリ・ファンを巻き込んでのムーヴになると面白いなと期待しています。
惜しむらくは私の好きなハモンドがあまり聞かれないので4☆かなとも思いましたが、JJの成長ぶりを加味してやはり最後に5☆になっちゃいました。