たどり着いたね
2004年(日本を除く)世界各地で起こったモリッシーの「カムバック」ヒット。その成功を記念するライブ盤。まずは、スリーブ裏の全18曲のリストを眺めて、しばし脳内再生。そして、微妙な違和感。
殆どの曲が、スミス時代の1985年前後か、2004年前後の作。つまり、最新作とスミスカラオケ。90年代のモリッシーソロはどこに?(流石に皆無ではないけど)
しかし、再生してみると、その一貫性に驚く。
5.Bigmouth strikes again→6. I like youで、やられてしまい、あとはもう、演奏が一本調子だろうが。 ジョニー・マーが居ようが居なかろうが、変わらないモリッシーの世界に浸るのみ。ラストのLast night...は、スミスの曲であったことすら、忘れて聞き惚れてました。
去年、チャートへの復帰を祝福するインタビュアーに対して、「僕が戻ってきたんじゃない。みんなが僕の所に戻ってきたんだ」
と答えたモリッシー。
「時間が全てを証明するんだ。」と、17183人のロンドンでの客に言ってのけたモリッシー。よかったね。
スミスは、確かに時代の先端で、よくも悪くも80年代のバンドだった。モリッシーには、新しいとか流行だとかはあり得ない。
でもこうして聴くと、ずっと同じ所にいて、同じ事をしてたんだねえ。
むしろ年を取って、どんどん歌が上手くなってるような気がする。時代に消費されない境地のモリッシーが、格好いい。RANK以来の名盤です。