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舞台を映像化したものは、せっかくの臨場感が伝わらず、寂しく感じることがあるのですが、 映画監督をされているからか、これは映像で見てもおもしろかったです。 舞台装置が非常にシンプルな分、アップになった役者の表情とか、 芝居ならではの役者の熱を感じ取ることができると思う。 汗びっしょりで大熱演の武田真治。 初舞台ながら、狂言回し的な役で、独特の雰囲気とおかしみをにじませている松田龍平。 なんとも可愛いらしい萩原聖人。 松雪泰子は、恋の炎に身を焦がす激しさ、恋人に会えない切なさに身悶えし、 髪を振り乱し叫んでいても、どこまでも気高くて美しい高貴な姫を体現してます。 そして、丹波哲郎。ヨボヨボのジジイ(失礼)のように見えても、 舞台上で台本読んでても、やっぱりすごい存在感。 舞台を見た人も見てない人も、楽しめるんじゃないかなーと思います。 でも、オマケというか特典(インタビューとか練習風景とか)はなかったのがすごい残念。
美しく、綺麗な悲恋のものがたりでありながらも、ちょっとしたところにコミカルな演技もあって、鏡花ファンならずとも面白いはず!千蛇ヶ池の若君を恋慕う夜叉ヶ池の主・白雪姫は、千蛇ヶ池の若君に会いたくとも、昔交わした「村の人間が鐘をつき続ける限り、夜叉ヶ池にいて、村を水没させてはいけない」という人間との約束のため、会いに行くことができず、苦悩する毎日。村の人間達はその約束を忘れているが、ただ唯一、その龍神との約束を守るべく、“鐘つき”として、百合と共に暮らしている夫・晃。だが、日照りの続いた村人たちは、雨乞いとして、百合を生け贄にしようとする。その乱闘の中、百合は自害。そして、晃もずっと続けてきた鐘つきをすることなく、百合の後を追う。その時、雲が出てきて喜ぶ村人たちであったが、単なる恵みの雨ではなかった・・・。龍神との「鐘つき」の約束を破った村は、津波に襲われ、水の底に沈んでしまう…。「鐘つき」の約束を破った人間のおかげで、白雪姫はようやく愛しい千蛇ヶ池の若君に会いに行ける・・・