がんばれウォルター・ヒル
1986年作品、日本公開は1987年です、まだまだ日米では映画公開の時差が大きかった80年代、「スタンド・バイ・ミー」と青春ロード・ムービー2本立てでロードショーされた、すでに品切れとは販売会社もアマゾンもこの作品の「価値の大きさ」を自覚していない可能性が高い、廉価DVDなのですぐに再発売されることが大きく期待されるし、メイキングや特典映像付きボックスで発売されてもおかしくないカルトな人気作であることをもっと販売側が身に沁みて知るべきでしょう、
名門音楽大学でクラシック・ギターを専攻するラルフ・マッチオがブルース・ギターへの夢絶ち難くドロップアウト、ブルースの故郷アメリカ南部への旅を敢行し遂にブルース・ギターの真髄に近づく物語、「ブルース・ブラザース」からコメディを省き、80年代後半を代表するアイドルスター・ラルフによる青春物語としてパロディしたような面白さ、当時上り調子のウォルター・ヒル監督の音楽好きがストレートに作品化された逸品、野外ロケ多用のいわゆる低予算B級映画だが多くのファンの胸に忘れがたい余韻を残し、何度でも見たいと思わせる魅力がある、
劇冒頭、ギターを弾く手だけがアップになりカメラが後退して行くとラルフ本人の指が動いている、という日本の俳優ではなかなか実現できない器用さに最初に驚かされます、このシーンではっ、とする人には生涯の宝のような作品になる可能性があります、再発売を期待します、