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二十四時間の情事 [DVD]の解説戦後10余年、映画のロケで広島を訪れたフランス人女優(エマニュエル・リヴァ)と日本人建築士の男(岡田英次)が、ホテルの一室で一夜限りの情事にふけっている。女はかつて戦時中、ドイツ人兵士を恋人にしていたことで、戦後頭を刈られて断罪されるという過去を持っていた。そして女は男との情事を通じて広島の惨禍を知る…。 二十四時間の情事 [DVD]の商品レビュー 生きているということはなんだ?
この映画は、反戦、広島といった要素は直接的には関係ないと思います。「生VS死」、つまり、「体験したことVS見聞きしたこと」の間の埋めがたい溝。本人にとっての体験は、他人にとってフィクションであり、想像することはできても理解など出来るはずがない。私達が死を想像することができても、理解できないのと同じです。生きている人間は誰も死を体験していないのですから。(笑)しかし、もし、愛する人の死を体験することで自分も生きながら死んでいるような状態になることは死を意味し、強烈に惹かれあう異性と一緒に過ごすのは生を意味すると、、。強烈に惹かれあい愛し合うということは、物理的に生きているという次元から、精神的に生きているという次元に変えてくれると、月並みに言えば男女間では愛こそが至上であると、、、そして愛そのものは、幸福も不幸も持ち合わせているが、それこそが「生きる。」という意味だと、、。それを、記憶と忘却という言葉のフィルターを通して語っています。冒頭での広島に関する会話と、我々が日本人だからどうしても日本人俳優の方に主観を持っていきがちですが、映画の主観は主人公のエマニュエルの方です。彼女の過去の恋愛を岡田英次が聞くシーン辺りから、映画の主観は、彼女の方に変わります。日本人ならではですが、冒頭シーンの会話と日本男の方に主観をおいていると分からない映画ですね。いずれにせよ、ロマンチックだなー、こんな恋愛してみたいです。恋愛映画として傑作。 忘却の恐怖の物語
彼女(エマニュエル・リヴァ)は映画女優で、日仏合作の反戦映画をヒロシマでロケをしていた。彼(岡田英次)は建築家で、ヒロシマに住んでいた家族を原爆で亡くしている。ホテルの部屋で体を重ね合わせた後、彼女がフランスに帰るまでの24時間が、ほぼ2人の会話のみで進行していく。 一人の女の悲劇が問ふ物
人間にとって、記憶とは何か?を問ひ掛ける作品である。物語は、広島に滞在して居るフランス人の女優(エマニュエル・リヴァ)と日本人建築士(岡田英次)が、明け方の暗いホテルの一室で、抱擁を続けて居る場面から始まる。フランス人である彼女が、男に抱かれながら、広島で見た原爆に関する映画について語り、男が、それに答える。−−それに、原爆投下直後の広島の光景が重なる。−−朝を迎え、ホテルを離れてからも、二人は、1950年代の広島の街の風景の中で、会話を続ける。そして、やがて、女は、自分の過去を語り始める。女は、大戦中、占領下のフランスの農村で、ドイツ兵と激しい恋に落ちた過去を持って居た。そして、その為に、故国で、同胞のフランス人達から迫害を受けた過去の持ち主だった。−− 何もかもが、美しい。
原題どおり、これは『愛の映画』です。 燦然と輝く傑作です
高度成長に向けて復興の薄日が差し始めた広島において、戦争の記憶を辿りながら丁寧かつ淡々と製作されたのだろう。彼女の名前はヌヴェールで彼の名前は広島、このやりとりで劇中、登場人物に役名がないことに気づくのである。アラン・レネの作品の中では、比較的理解しやすい作品である。少し難しいと感じるか、あまり難しくないと感じるかは、好みが分かれるところだと思う。あくまで主観であるが、ブニュエルを理解できる人はこの作品の良さがわかると思う。アラン・レネは、単なる反戦映画を撮ることが目的だったのだろうか?思いをはせると興味が尽きない。 戦後60年を経ても、なお時代を超越して感動を与え続ける歴史的傑作である。撮影に使用された場所は今も残っているのだろうか?残っているなら、現在の姿と比較してみると一層興味深いと思う。 DVDの最新売り上げランキング - トップ10
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