ジュブナイル映画と、侮ってはいけません
まず、CGの出来が良かった。というか、CGキャラと感じさせないほど凄い。合成に違和感アリアリだったら、ドラマにも入り込めないだろうしね。ホントこの点は称賛に値する。母親を事故で失ってからひきこもるようになった少年が悪ガキグループのイジメに遭い途多難を思わせるが...と、ありがちなストーリーかと思わせながら、次第に子供たちの人間ドラマへと変貌していくのがいい。「ヒノキオ」というロボットそのものが主役から、ある意味小道具へと変る。ちょっと水がかかっただけで煙が上がるロボットが海に飛び込んだり、子供が煙突に登るのを下で大騒ぎしている大人が誰も追わなかったりと、多少ユルい展開があったり、子供たちの描き方に、介護用ロボットが戦争の道具になると思ったり、オンラインゲームの伝説を信じたりと、なんかコドモコドモしている部分が気になる。多分、子供とその親誰に観てもらいたいと思って撮っていると思うのだけど、両方に目配りをしすぎた印象が残る。とはいえ、『大人が、子供に見せたい映画』という歪んだ視点ではあるけど、映画としては面白かった。
最初イジメをするが、やがて親友になるジュンを演じる多部未華子がスゴク良いし上手い。それにしても、ラストのトリックというか仕掛けには完全にやられましたよ。これもこの、多部未華子あってのこと。今後が楽しみです。
日本映画もやればできる! ・・・けど。
試写会で観たのですが、結果として、試写会に当たってよかったです。SFヲタクと非SFヲタク(特に文系)
諸般の事情でひきこもらざるを得ない人とその親
の橋渡しとなるかもしれない、映画です。
暇があって、本作を見る機会があったら、観た方がいいかもしれません。
ただ、
・PCのゲームとかに夢中になったことがある
・あまりに夢中になって、現実世界でもゲーム中の単語を口走る
・普通にプログラムのインストールができる
・美少年、美少女が嫌いだ
・美少年だと思ってた人が女子だったと分かったとき、人生に絶望した
・こち亀が好き
・VFXを多用する映画はもうお腹一杯だ
・明和電気の土佐現社長元副社長の顔を見るだけで虫唾が走る
・中村雅俊が好きだ
・原田美枝子、牧瀬理穂、原沙知絵が嫌いだ
・ジェームス・ティプトリー・ジュニアを神と崇めている
・電車男で儲けている人達を見ると、殺意を覚える
・著作権がどーのこーの言ってる人が、こんな事をするのは信じられない
・経済産業省が、まさか著作権に関して無頓着だとは到底信じられない
・IHクッキングヒーターで嫌な思いをしたことがある
というような人は、既に知っている話ばかりなので、つまらないと思ったり、かえって苦痛に感じるかもしれません。