家族の絆を見つめ直そう
カンヌ映画祭で上映終了後20分以上もスタンディングオベーション
を浴びたというスコットランド発の感動ヒューマンドラマ。小品ながら
素直で暖かな感動を与えてくれる珠玉の一品だ。本作のタイトルは耳の聞こえない少年に向けた手紙の書き出し。
この手紙、母が船乗りの「父親」を偽って少年に宛てたものである。
少年が幼い頃、暴力夫に見切りをつけて家出した彼女は、「父親」の
存在をぼかすべく偽りの手紙を出し続けている。やめようと考えた事も
あるが手紙には少年の本音が見え隠れする為、やめられずにいる。
そんな折、架空のはずの船が近くの港に寄港するという事態が発生。
困った彼女は急場を凌ぐべく仮の父親を仕立て上げようとするが…
難しい年頃に差掛かろうとする男の子の心理を理解する為に手紙を
出し続ける母の切なさが吐露されるシーンがとても印象的。少年が
最後に宛てた手紙に「希望」が託されている所も素晴らしい。
スコットランドの美しい風景を背景に「家族の絆」について見つめ直す
機会を与えてくれる素晴らしい映画だと思います。派手なドンパチも
良いけれど、たまにはこういう小粋な作品に浸るのも良いものですよ。
★しんみりココロにしみてくる★
夫のから逃げた母子とそのおばあちゃん。母は、お父さんは船で航海している
とウソをつき、父親のフリして手紙を送り続けます。
そんなある日、適当に手紙に書いていた名前の船が、寄港することになって・・・友人にお願いし、ニセ父親としてジェラルド・バトラーを紹介してもらうのですが、
最初は子供が得意でなさそうな彼が、難聴のフランキーと触れ合ううちに本当に
父親のようになっていくのには何か感じることがあります。また、初対面のときに
フランキーが欲しがっていた本を持ってくる辺り、態度がブッキラボウだっただけに
見た目と違う、内面の優しさが伝わってきて地味に感動してしまいました。
親子?のふれあいもいいですが、学校の友達とのやりとりもイイ。
ガキ大将チックで、意地悪も言うけどシッカリ仲のいい隣の席の男の子や、
フランキーによくしてくれる、仲良しの可愛い女の子。お子様映画好きにはたまりません。
初め、母親の気持ちも分かるけど、それはダメだよと言うおばあちゃんに賛同でしたが、
フランキーは母親のウソのおかげでとても優しく・強く、なれた気がしてこれまた感動。
ささいなやりとりに感動してしまう、すごくアタタカイいい映画です。オススメです。