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幻のこの映像がDVD化されてたのを知らなかった。 NHKの少年ドラマシリーズの一環として全1回40分のドラマとして放映されたもの。 少年ドラマシリーズが放映された当時放送用ビデオテープが高価だったため、多くのテープは使い回されマスターテープが局に残っておらず、根強い人気があるものの再び観ることが困難なシリーズとなっていた。 家庭用ビデオテープにて個人が記録していたものが収集され復刻されたらしい。 少年ドラマシリーズは、その殆どが舞台を現代日本あるいは過去の日本を舞台としており登場人物も当然日本人が中心だったのだが、この「11人いる!」ははるか未来の宇宙を舞台にしたSF漫画が原作。 当然登場人物も多種多様。肌・髪色ともに日本人離れしたキャラクターを日本人に無理矢理演じさせたため、チャチなコスプレ、チャチな舞台装置にファンはがっかりさせられた。 しかし、当時のファンをもっとも失望させ、原作者自身にも不評だった脚本の大幅な改定。 作品の肝である、謎解きの部分が独自解釈により全く違ったものに変更されていたのだ。 (のちに同作品がアニメ化された時、作者がラストの改定をしないことを条件に出したというほど) だがまぁその点を覚悟して視聴すれば、それほど悪い作品ではない。総体的にはまずまず面白いといえる。 とりあえず話のタネにでも観てみても絶対に損は無い。
遂に、噂のみのカルト作品を観ました。その感想は、先ず結論からいうと『噂に聞くほど悪くない!』でした。 確かに、チャチなセット、無茶なメーキャップ、原作の設定改変、原作のSFマインドが無い、変な科学説明、ナレーター担当者名がクレジットされていない等ツッコミ所が色々ありますが(笑)、その代わり情熱に共感しました。 最大のポイントは脚本です。 原作の設定の改変は、反体制的なモチーフを提示したものです。 原作は新しい宇宙時代をリードする人材をテストするという極めてSFらしい設定ですが、ドラマ版の視点では、上からものを見て人を品定めしていると映ったのでしょう。だから11人目の設定は変えられたのです(と思いました)。 そして露骨に、原作の描いたものを否定し、夢、愛、友情、信頼の大切さをてらい無く訴えています。 リアリティを切り捨てた?演出は、よく言えば(笑)小劇団の舞台演劇を観る様な雰囲気があります。 メッセージのストレートさとチャチなセットはNHK少ドラSF共通のもの、そこにどんな魅力があったかは、ファンならご存知でしょう。そういう点から、稚拙であってもそこに作り手の情熱だけは伝わってくると思います。 ※さらに見所は、主演の山城はるかのスーツが彼女のボディラインをくっきり現していてびっくり(失礼しました・・・)。