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Anysound Nothins Comin Dandy Daze Vision Valley Don’t Listen to the Radio Gross Out Take Me Back Going Gone Fuk Yeh Futuretarded Dope Train Atmos Spaceship
よく帰ってきてくれました!はっきり言って、サードアルバムのニュースを聞いたときは期待半分、不安半分でしたが、アルバムを聴いた瞬間、気持ちは変わりました。よく帰ってきてくれました! この作品は前作と同じように、クレイグの才能がたっぷり注ぎ込まれた秀作!“Any Sound”からいきなり飛ばすあたりは前作の“Ride”を思い出させる。“Vision Valley”で初夏の風を感じた後は、新しいキラー・チューン“Don't Listen to The Radio”で心も弾む。“Gross Out”も“Fuk Yeh”も快活!合間合間に感傷的な曲も混ぜつつ、“Spaceship”で壮大に終わる。完璧。 「Winning Days」をより強化したような作品。“Get Free”のようなヘヴィな曲は少なめ。それでもこのアルバムは輝いている。
前作Winning Daysで絶大なる人気をほぼ手中にしながらも、ボーカル Craigの精神性の病により、ほぼ無期限の活動休止を余儀なくされた Vines。その不在を埋めるように新しいバンドが続々と現れ、次第に 彼らへの世の中の関心も消えつつあったものの、奇跡的に3枚目の フル・アルバムを完成させ、再び活況のシーンへ一撃を投じた。 荒れたギター・リフに発狂寸前のような声が絡まる“Anysound”を皮切りに、 重たいベースを基底に彼らが多用するオクターブ違いのハーモニーを 乗せた“Nothin's Comin'”。“Vision Valley”、“Going Gone”は前2作に 収められた、心に触れるほど美しいメロディの“Autumn Shade”をしのばせる メロウなナンバー。“Gross Out”は彼らの瞬発力と激情が詰まった 挑発的な1曲。“Take Me Back”と間に柔らかな調べを挟み、 後半は狂気と一触即発の緊張感に富んだ曲群へと一気に向かう。 ラストは、シンプルなアコースティック・ギターに透明感溢れる コーラスが重なる“Spaceship”でしっとりと飾られる。 全体的には1stと2ndの両アルバムを更に煮詰め、アレンジを加えた結果 という様な仕上がりであり、革新的な変化もなければ、実験的な要素も 皆無である。起爆剤のような危うさを秘めた激しい曲が随所に見られた 過去の作品よりも、感傷的で緩やかなテンポの楽曲が目立つ。 不完全燃焼の内容と見る人もあろう。しかしながら、揺るぎない支持を 得るバンドには彼らにしか持ち得ない節というものが必ずあり、今作に 耳を傾ける限り、Vinesもまた例外ではない。