評価が少ないので一票入れておくが、言いたい事は上でかなり的確に語られている(笑)。
まず今回、メロディーがすごくいい。歌メロもギターフレーズも聴けば聴くほど耳に残ってくる。
落ち着いたミドルテンポの楽曲の中で、ここぞという所に入ってくる疾走パートもとても気持ちいい。
中でも #4 "Fly" 、#6 "Another Stranger Me" 、#7 "Straight Through the Mirror" は出色の出来。
よく練り込まれたダイナミックな曲展開と個性溢れる魅力的なメロディーに、そこいらのフォロアーには出せないベテランの風格を感じた。
ブラインド・ガーディアンはずっと追いかけてきたが、アルバムとしてはこれが一番気に入った。
前作よりずっといい
ジャーマンメタルのベテランバンド、ブラインド・ガーディアンの8th。
前作「A Night at the Opera 」から4年、ここまで不動のラインナップであった彼らだが、トーメン・スタッシュの脱退により、バンド史上初のメンバーチェンジをへて完成されたアルバム。
サウンドは、曲ごとにカラーにバラつきがあった前作に比べ、今回は全体のトーンが統一されている印象でファンタジックな世界観を音で描くという、ストーリーテラーとしてのブラガー印がしっかりと押されている。
歌に専念することとなったハンズィの堂々たる歌唱に、アンドレのメロディックなギターワークも健在、そして重厚に重なるクワイアとともに、随所でオペラティックな盛り上がりを見せつける。
モダンなアレンジの中にもケルティックなメロディを効果的に取り入れており、どこか中世を感じさせる雰囲気もよい。
もはや往年の荒々しいパワーと突進力を期待してはいけないが、ツインギターの緻密な構成によるドラマティックなヘヴィメタルという点では、5th以来久しぶりの快作と呼んでもよいだろう。