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シルバー仮面 DVD-BOXの商品レビュー 秘めたる可能性に満ちた物語!!
初期10話までは、和製「インベーダー」というか「逃亡者」というか、70年代ニューシネマSF版たる孤高のテレビドラマであった。 70年代異色のSFヒーロードラマ
「シルバー仮面」は円谷プロから独立した宣弘社スタッフが作った異色のSFドラマだ。その始まりは実相寺昭雄監督だから、マイナーな暗さ加減はハンパではない。「ウルトラセブン」第8話、卓袱台を挟んでメトロン星人とモロボシダンが議論を交わす、あの雰囲気が全編を貫くのだから、円谷プロの典型的巨大ヒーロー「ミラーマン」が裏番組では視聴率では到底勝負にならなかった。寺の裏道や商店街を逃げる宇宙人を追いかけるというシュールな絵づくり。等身大で光線技もなく素手だけが頼りの地味なヒーロー。これに付き合っていたのは、かなり奇特な趣向の子供だったのだ。しかし、子供番組のレベルを超えたキャスティング、長男:亀石征一郎(時代劇の悪役定番俳優!)、次男:柴俊夫(実はこれが出世作)、三男:篠田三郎(ウルトラマンT!)、長女:夏純子(悪女役の多い女優さんだけど美しくしっかり者の長女役がピッタリ!)、次女:松尾ジーナ(当時のCMアイドル!)で見せてくれた5兄弟のドラマは見応えがあり、悪い宇宙人を倒すカッコよさではなく、世間の厳しさに耐えて兄弟が旅を続ける物悲しさが毎回胸を打つ趣向だ。「おふくろさん」と同年に猪俣公章が作曲した主題歌も、哀愁たっぷりの名曲だ。しかし、さすがにこの異色の作風は10話で断念。突如、巨大ヒーロー「ジャイアント仮面」に路線変更、一転!空は飛べるわ、槍、剣、鞭、ミサイル・・・とあらゆる武器を備えるわというド派手なヒーローに変わってしまった。というわけで、前半と後半で180度違う番組になったけれども、地球防衛組織と変身ヒーローという定番に対抗して、兄弟愛や人類と科学の問題を根底に異色のアプローチを持ったSFドラマであったことには変わりなく、その価値は40年近く経った今でも貴重な存在だ。変身するヒーローが、リーダーの長男や熱血漢の三男ではなく、一番地味な次男であるという変則さも、宣弘社の次の作品「アイアンキング」に受け継がれ、変身するヒーローだけが主役ではないという設定の奥深さにも注目したい。 当時は主題歌しか記憶がなかった
今でもソラで歌えます あの問答無用の強さが好きでした
当時、裏番組でやっていたミラーマンと、このシルバー仮面は、どちらを見るかで究極の選択をしなければなりませんでした。 無事、帰還してくれ!シルバー仮面よ永遠に・・・
製作から30年経って観ても、やはり感動的だった。『・・・ジャイアント』と途中から題名が変更されようが、画面が暗かろうが、大した問題ではない。嘗ては、夏純子に大人の色気を感じたものだが、今も変わりは無い。親しみやすいテーマ曲も出色の出来映え。光子ロケットの謎を追って、流れ行く兄弟たちの、物語は、アメリカンニューシネマの青春群像にオーバーラップする。そしてネットカフェ難民の遥かなる予告編だったのかもしれない。最終回は正直、涙なくして見ることなど到底出来るわけが無い。宇宙人の『子』を送り届けるための期待を担って、光子ロケットをもってしても片道30年は要するアンドロメダへの旅たちで終わる。片道30年だから、兄弟たちは、無事アンドロメダに辿りついたのであろうか。真剣にそんなことを考えたりもする程、ドラマに入っていた自分が、30年たった今もいる事の不思議。皆して口ずさもう、シルバーキックは命がけ・・・ DVDの最新売り上げランキング - トップ10
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