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ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション [DVD]

ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション [DVD]

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ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション [DVD]の解説

   1942年、ミュンヘン出身の若い女性が、アドルフ・ヒトラーの秘書になる。彼女は追いつめられたヒトラーの最期の日々を近くで目撃。独裁者をひとりの人間として見つづけた彼女の瞳に映った、本当のヒトラーの姿とは?
   指令本部から出ようとしない晩年のヒトラーは、部下たちの助言にもなかなか耳を貸さず、強いドイツを最期まで疑わなかったが、女性や身内にはやさしく、紳士だったのに驚きだ。ユダヤ人大虐殺など、ヒトラーが作りあげた残酷な歴史は、どんなに彼が人にやさしくしても決して消えることはないし、許せない行為だが、この男がなぜ、独裁者になったのかと、ますます興味深くなること間違いなし。ヒトラーを演じるのはブル-ノ・ガンツ。自分という存在を消して、ヒトラーになりきったその演技は一見の価値あり。(斎藤 香)

ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション [DVD]の商品レビュー

5.0 ブルーノガンツの名演技
ブルーノ・ガンツの名演技が素晴らしい。姿や声がそっくりなだけでなく、パーキンソン病で背中が曲がり、手が震える様も、当時の記録を記した本を見ると驚くほど忠実だ。下敷きになった秘書の証言をはじめ、ヒトラーの最期のエピソードを記した本はいくつもあり、ヒトラーの発言や周囲の行動、戦況などの推移、幹部の裏切りなどは、それに概ね忠実だ。虐殺や戦争責任への言及が足りないなどの批判が上映当時のドイツではあったようだが、むしろ描写をヒトラーとその周辺にしぼったことで、ヒトラーの生の人間性と断末魔のナチスドイツの醜態があぶりだされて来るようだった。
4.0 何故こんな邦題に…
映画そのものは他のレビュアーの方々も仰る通りとても素晴らしい映画です。
私は始めて映画館で観た時に余りにも衝撃的で上映後直ぐに立てない程でした。

しかし、この邦題にだけはどうしても納得出来ないものがあります!
この映画の原題は「Der Untergang」、ドイツ語で意味は転落です。

他の方のレビューでヒトラー個人の描写が少ないとのお話がありましたが、
この映画は元々ヒトラー個人を描く視点ではなくナチドイツそのものの終演を
テーマに描いた映画だと思います。それまで栄華を極めようと突き進んでいた
ナチドイツが転落し、終わりを迎える最期の数日を総統ヒトラーとその周辺の
人々を軸に描いたというのが本質だと。

それなのに、このタイトルでは映画そのものの持つ本質が誤解されても
仕方ないと思います。英題では「Downfall」と原題を訳したままの形なので、
邦題をつけた人間のセンスの無さに悲しくなります。興行的に必要なのかも
しれませんが、この様なタイトルの改悪は本当に止めて頂きたいです。
3.0 暗く、長い、敗戦の記録
 ヒトラーが晩年の女性秘書を採用する場面が冒頭に短く写された後、陥落直前のベルリン地下壕でのヒトラーと側近達とその家族の言動が延々と続く。明らかに錯乱気味のヒトラーの内面は解釈されず、秘書の目からみた表面が淡々と描かれる。

 はじめに人物紹介が無かったため、ヒトラーとヒムラー以外は誰が誰だか分りづらかった。ゲッペルスなんかはヒトラー自決後、やっと「あ、この人がゲッペルスだったんだ」と気付いた。
 
 映画的には一番最後に生き残った原作者である秘書本人が出て来て語った言葉が非常に効果的だったと思う。「若かったから、というのは言い訳にはなりません。もしちゃんと目を開いていれば、見えたのです。」
5.0 20世紀史上最悪の人間であり、20世紀史上最も孤独だった独裁者
独裁者ヒトラーを一人の人間として描き、世界中で話題となった映画。
追い詰められたヒトラーが正常の精神ではなくなって行き、明らかに無理な作戦を指揮しようとする姿など
人間が追い詰められたときの精神状態が非常に細密に描かれており、時間を忘れて映画に見入ってしまった。
またブルーノ・ガンツのヒトラーになりきった迫真の演技がこの映画が歴史映画であるということを教えてくれる。
タイトルは「ヒトラー〜最期の12日間」だがヒトラーの「側近」たちの姿も映画を見終わった時に残った。
非常に見ていて息苦しくなる映画だが、これが「戦争」の本当の姿であるということを教えてくれる映画であると感じた。
3.0 タイトルどおりじゃありません
 「最期の12日間」て書いてあるのにいきなり1942年から始まるし、ヒトラーが死んでから後のこともやたら綿密に描写されるし、ぜんぜん「最期の12日間」じゃないじゃん!個人的な印象ですが、私は題名からしてヒトラー個人を掘り下げた作品だと思ってたんですよね。なのにヒトラー個人の独白や心の声はまったく無くて、視線は常に「ヒトラーの近くに居た人たちから見たヒトラー」なんですね。歴史書以上のことはさして描かれてなくて、ただのドキュメンタリーという感じです。「このときのヒトラーの心情」等を、もちっと大胆に推測してくれたら映画化の意味もあったんじゃないかと思いますが。
 あと義勇兵の様子とか子どもを心配する市民とか、敗戦の色濃くなってきた帝国幹部たちの困惑とかヒトラー亡き後の身の振り方とか、いろんなエピソードを盛り込みすぎていて、結局中途半端になっている印象を受けました。エンドロールで説明が流れるんだからそれで済むこと。なんでゲッペルスが夫婦で子どもたちを毒殺する場面まで詳細に時間を割いて撮影したのか疑問です。
 終盤のゲッペルスの台詞は印象的。「(市民兵に)同情などしない。彼らが選んだ運命だ」
そうですよね、ナチスもヒトラーも、選挙で市民が選んだ指導者なんですよね。そのへんが描かれず、市民が気の毒な犠牲者のように描かれているのも違和感。

 いちばんやりきれなかったのはヒトラーの愛犬ブロンディが毒殺されてしまうシーンです。ヒトラーさん、あんた自分が自殺決めたからって犬を道連れはないでしょう。あなたが手ずから餌をやっていた愛犬なのに。生き残りそうな誰かに託せよ。

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