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リトル・ミス・サンシャイン

リトル・ミス・サンシャイン

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リトル・ミス・サンシャインの解説

   どんな人にも、コンプレックスや他人には言えない秘密がある。映画のキャラクターは、それらを大げさに描きつつ、共感させるものだが、本作は、このパターンを完璧に実現した好例だ。ビューティ・コンテストに出る夢を持つ9歳のオリーヴが、「リトル・ミス・サンシャイン」というコンテストに繰り上げ出場することが決定。家族はミニバスを借り、会場のあるロサンゼルスを目指す。ヘロイン中毒の祖父や、一言も口をきかない兄、ゲイで自殺未遂を起こしたばかりのおじさんなど、問題だらけの彼らには、予想どおり波乱の道中が待つのであった。
   オープニングの食事シーンだけで、家族全員の性格と役割が伝わってくるなど、演出と脚本、演技のすばらしさに感心するばかり。故障したミニバスを押しながら発進させるシーンに象徴されるように、家族のチームワークが余儀なくされるにつれ、それぞれが問題を乗り越えていく姿は観ていて微笑ましい。走る車内にカメラを据えるなど、低予算ならではの凝った映像も見どころ。強く美しい者が優れているという、現代アメリカ社会へのアンチテーゼも込められたラストは、家族の絆と各キャラへの愛おしさが最高潮に達し、目頭が熱くなる。笑いとともに人間への愛を見つめた秀作。(斉藤博昭)

リトル・ミス・サンシャインの商品レビュー

4.0 Stereotype revisited
テーマ自体は『家族/夫婦/個人の再生』というありきたりなものだが、そこはそれぞれの個性あふれる役者と、特異な人物設定、そして脚本がステレオタイプなテーマをおもしろい角度から掘り下げている作品。なによりも、トニ・コレットの演技力が素晴らしい!末っ子の女の子オリーブ役の演技力に注目がいきそうだが、いたるところに挟まれる彼女の夫を制しようとする台詞がおもしろい。 『お願いだから、その話は今はやめて』というような台詞が何度も出てきて、おもしろい。

余談だが、先日ラジオを聴いていたら、オリーブ役の女の子がゲスト出演でインタビューに答えており、兄弟も役者の彼女にとっては演技とは日常からそこまでかけ離れているものではなく、だからこそ特別演技する上で気をつけていることはないのだとか。そして、彼女いわく泣く演技は一番嫌いだとか。理由は難しいから(笑)

ドウェーン役の『ファーーーック』という台詞は、あんなに気持ちのこもった『くそったれ』は聴いたことはありませんでした。そこも注目です。
5.0 大好き
この作品はホントに大好きです!もう何回も観ました。

音楽も良いしキャストもみんな可愛らしい(笑)

お気に入りのシーンはオリーブがアイスを食べてニッコリする所です。自分も思わずニヤけてしまいました(笑)

元気になれる作品です。
5.0 家族
一人一人年齢や性別や個性や悩みが違っても、
喧嘩しても、口をきかなくても、
挫折しても、悲しい事があっても、
一緒の家に住んで、
旅の道中狭いバスの中にずっと一緒にいられるのは、家族だから。
作ろうと思って作った絆ではないし、
意識して作れる物ではない絆。

この映画はとても自然に、その事に気づかせてくれる。
五月晴れのようなすがすがしい映画。
3.0 ほのぼのとした好感と不安。
幸せってなんだっけ?その答えは皆違って当たり前なんですけど、勝った負けたじゃないと、、この映画は言ってますが。。。別の見方をすれば、、分不相応な夢を追いかけて、こりゃまたトンチンカンな努力を重ねて、見事に夢破れるという映画は、、ハリウッドでは珍しい。。。

笑えるんだけど、恥ずかしくもあり、なんだか、教師であり反面教師であり、いろいろ考えさせられる映画です。

じいさんに仕込まれて、美少女コンテストの最後に披露するダンスが、、、いやー、笑えるし、その愛情には頭が下がるんだけど、、、一方で、、、努力ってやっぱり的確にしないと全て無駄って痛感しちゃうんだよね、、
ましてや、幼い子供に間違った努力をさせるのは大人の罪だと、、痛感しちゃうわけ、、子持ちの私としてはさ。

一方で、こんなにいろいろな障害を抱えてバラバラな家族が、一つになっていくというのは、感動もの。
方向違いの努力をしつつ、家族の絆が強まるって、、、なんだか、、縮図だな。
家族って、一種の閉鎖社会だから怖いよね。

アメリカ映画にしては、珍しく、ほのぼのとするんだけど、不安も投げかけてくれる映画でした。

5.0 ダメダメな、自分の中の、サンシャイン
 娘のミスコン出場を軸に、バラバラだった家族の世界がひとつに繋がっていく様子をコミカルに描いた映画、『リトル・ミス・サンシャイン』。この作品、とにかくキャラクターの存在感がすごい。そして、ひとりひとりのキャラクターの存在をスペシャルなものに引き上げているのは、それぞれの「ダメさ」、だと思う。キャラクターは、話の中で自分たちがダメな理由に次々と直面していく。それでもこの映画は常にポジティヴである。僕は、そのポジティヴさが好きだ。
 この映画の家族だから、登場するキャラクターがみんなダメダメなわけではない。僕やあなたのすぐ傍の世界だってそうである。クラスや部活の仲間だって職場の仲間だって僕たちの家族だって、みんなダメダメである。僕だってダメダメである。人見知りは激しいし、スポーツだって苦手だし、全然オシャレじゃないし……これこそまさに枚挙に遑がないというやつで、思わず一人で打ちのめされそうになるのだけど、それに直面するたびに暗い顔して下を向いて落ち込んで、それでどうする?それが紛れもない「僕」である限り、僕はそこからしか始められないのだ。ダメダメな自分を受け入れて、それを引きずりながらでしか僕たちは前に進めないのだ。そして、僕たちはそうやって前に進み続けなければいけないのである。この映画は、それを真っ当に実践する作品だ。ポジティヴであることの本当の意味。娘がパフォーマンスをしているステージにダメダメな家族がみんなで乱入して踊り倒すところなんて、映画史に残るべき名シーンである。
 というわけで、これも所詮は僕の個人的な感想文でしかないのだけれど、もしこの映画が僕やあなたの中の「ダメダメな自分」を立ち上がらせる、そんな作品ならめちゃくちゃ素敵だと思う。根暗でダメダメな僕だって、本当のポジティヴさを失わなければ「サンシャイン」でいられるのである。あなただって、きっとそうだ。

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