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CINDERELLA PRESSURE SUIT SOMETHING TO BELIEVE IN GLIMMER VAPOUR TRAIL ROLLS SO DEEP THE LAKE BLACK HOLE OUTSIDE GARDEN OF LOVE BROKEN BONES BLOOD ON OUR HANDS HUMAN SHIELD
相対的な音楽シーンにおいてではないが、間違いなくAQUALUNGにおける実験的作品である。 前2作の叙情性を湛えたまま、音には力強さが漲っている。 メロディの良さは変わらないので、従来のファンも肯定出来る内容だと思う。 "Kid A"の頃のRedioheadを思わせる箇所が所々見受けられるが、それもなかなか面白く、聴き応えのある作品となっている。
アクアラングは形態上はバンドであるが、実質は兄マットと弟ベンのヘイルズ兄弟のユニットとみてもいい。 何故か出身の英国よりも米国の方が知名度・人気の点で勝っているらしい。 マットヘイルズ曰く、「音楽は自分を宇宙や深海に居るような感覚をもたらす。いずれの場所も呼吸をするのに助けが必要な場所である」からアクアラングと名付けたそうだが、その命名から察するように、宇宙感覚と深海感覚をメランコリーのフレームで組み上げたような音楽である。 何処かもの憂げで、抽象的で、美しい旋律が好きな人は受け入れられる音楽だと思う。 特に2、10、11曲目がアクアラングらしさ満載の佳曲。 10曲目の「Garden of Love」にブルーナイル(スコットランドのAOR系カルトバンド)のポール・ブキャナンが参加しているのには驚いたが、ブルーナイルの音楽を考えれば、合わない訳がない。 僕のお気に入りNitin Sawhneyともコラボレーションしており、今回はブルーナイルときた。アーティストから評価される素晴らしい才能の持ち主と云えるであろう。 先日ライブに行って、結婚・出産報告の後、演奏した11曲目「Broken Bones」と締めで歌ったQueenの「Somebody To Love」はマットが人を愛することの素晴らしさを伝えやんとしたのであろう、その気持ちを思うと涙が出てきた。