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あの頃ペニー・レインと デラックス・ダブルフィーチャーズ [DVD]

あの頃ペニー・レインと デラックス・ダブルフィーチャーズ [DVD]

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あの頃ペニー・レインと デラックス・ダブルフィーチャーズ [DVD]の商品レビュー

3.0 邦題は傑作
 アメリカのメジャー音楽雑誌『ローリング・ストーン』のライターでもあったキャメロン・クロウが、自らの実体験を基にビターな青春を綴った『Almost Famous』は、ここ日本では『あの頃ペニー・レインと』という印象的なタイトルとなってヒットした。

 直訳「もうちょいで有名」というタイトルは、主人公の少年がブレイク間近のバンドのツアーを密着してるわけだから的外れでは無いものの、日本人にはなんかピンと来ない。そこで、「ペニー・レイン」という記号性と、ノスタルジーが手を取り合ったのだ。

 少年がバンドのツアーに密着するまでは、ロックなんていう訳分かんない音楽を何とか知覚しようとする少年を、そしてそんなものに出合った時の興奮を何とか映像化しようと、キャメロン・クロウは頑張ってると思う。保守的な母親に反抗した姉が、「ベッドの下に自由がある」と残して家出して、少年がフーの『トミー』を聴く流れは素晴らしいし、フィリップ・シーモア・ホフマン扮するダメ批評家との会話も面白かった。

 なのに、ツアーに密着してからは、少年の淡い初恋と典型的なロックンロール・ライフを描くだけになってしまう。まだ経験が浅くて、バンドとの距離感を保てずあえなく同化してしまっている青臭さを描きたかったのも分かるんだけど、にしても、どんどん音楽がないがしろになっていくのは何だかなあ(いや、分からんでもないけど)……。60〜70年代のロックは間髪入れず流れてるけど、少年の中にロックで心たぎらせた軌跡が感じられないから、どうしてもライターとしての成長が感じられないし、テンションが下がってくる。

 ケイト・ハドソンに個人的に魅力を感じなかったことも大きいけど。
5.0 ロックが世界を変えられそうだったという時代
70年代を舞台に、
ロックバンドとグルーピーとロックジャーナリストの
奇妙な関係を描いた青春映画。

主人公の15歳のジャーナリストは
監督キャメロン・クロウがモデルだとか。

ロックが世界を変えられそうだったという時代背景と
その狂騒感がとてもうまく表現されている。
象徴としてスクリーンを駆け巡る
ペニーレイン役のケイト・ハドソンがまぶしい。


15歳の少年があふれる文才を武器に
世界を急速に広げて行き、
いろいろなものに出会い、
それにより高揚や喪失感を経験していくさまは、
スケールの大小を別にして、
男性なら自分の人生のどこかしら一部分と
シンクロするのではないだろうか。

ちなみに
『あの頃ペニーレインと』
という邦題は奇跡的なネーミングだと思う。
こういうのは誰が考えるのだろうか?
作品に多大なる情緒を付加していると思う。
才能に敬意を表したい。
3.0 70年代のハートフルドラマ
1970年代に青春を過ごした人には心に響くハートフルドラマ。
そうでない人にも、何か当時の懐かしさを感じさせる一品です。
劇中のロック音楽が良かったです。
5.0 ペニー・レインとロックグループを救った痛快な話。
1970年代作品。15歳の少年が主人公。
15歳で一流音楽雑誌の記者として中堅ロックグループを取材。神童。
そこで彼はペニー・レインという美少女と出会う。
好意的な彼女は彼をグループにつなげる。
もはや、ロックには希望はない。しかし、立ち直るチャンスは与えられるかもわからない。
主人公はペニー・レインとロックグループを救った。
痛快な物語。
4.0 あの頃ロッキング・オンと
この映画を見て、その昔『ロッキング・オン』なるロック評論雑誌を友人の影響でわけもわからず毎月買っていたのを思い出した。渋谷陽一氏(まだ生きているのかなぁ?)が編集長を勤めるこの雑誌は、熱心なロック・ファンからの投稿が中心になっており、自分も試しに2、3度書いて送ってみたが、すべて没にされた記憶がある。その雑誌の内容たるや、ロックを題材にフロイトだの吉本隆明だのといった知識者から借りてきた言葉を並べたてたエセ哲学的な記事が多く掲載されていたような気がする。この映画に登場する主人公の少年のように、自分の知らない世界にふれた喜びで、言葉の意味もよくわからず、『夢判断』を読んだり、キング・クリムゾンを聴いたりしていた時代がとても懐かしい。

この映画が普通の音楽映画と異なるのは、ある架空のロック・バンド『スティル・ウォーター』のツアーに同行する、雇われ音楽批評家の少年ミラーとグルーピーの少女ペニー・レイン(ケイト・ハドソン)に焦点を当てているところだ。ツアー中、バンドのギタリスト・ラッセルと付き合いながら捨てられるペニーに淡い想いをよせるミラー少年の恋が、70年代のなつかしいサウンドにのって爽やかに描かれている。ミラー少年の母親役で名女優フランシス・マクドーマンドが、少年の心の師であり評論家の先輩でもあるレスター役でシーモア・ホフマンが、しっかりと脇をサポートしていることも見逃せない。

ツアー移動中の自家用飛行機が落雷に合い墜落することを想定して、バンドメンバーとミラー少年が本音を打ち明け合う場面が傑作だ。ギタリストのメンバーを見下した態度に腹を立てるボーカリストや、ラッセルに捨てられたペニーがとった行動の責任を追及するミラー少年など、大揺れの飛行機内で展開される大暴露大会は、ローリング・ストーン誌ならずとも注目に値する、笑いあり涙ありの一大スペクタクルシーンとなっている。

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