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黒澤 明 ドラマスペシャル 天国と地獄の商品レビュー 天国と地獄の「落差」が描かれていない。惜しい一作。
本作を正月特番か何かの刑事ドラマとして見るならば、星は4つあってもいい。しかしこれはあの「天国と地獄」である。黒澤版はリバイバルを初めて劇場で観たとき、あまりの迫力に震えが来たことをよく覚えているし、山崎努の強烈さは今でも忘れない。そう考えると、本作はダメである。どこがダメかというと「天国」と「地獄」の落差、という最大のテーマが描けていないことだろう。舞台が小樽なのはよい。横浜と同じ港町で、海と山の雰囲気も似ている。しかし似ているのは風景だけなのだ。権藤邸は小樽の高台に「あるだけ」。高台=天国というのが明確でないと「下=地獄」の差が出ない。またオルゴール館とか北一硝子とかに妻夫木が出入りしているだけで「貧民」に見えない。だって、あそこの商品高いじゃん!。また麻薬も横浜・黄金町の巣窟に比べると、登場の仕方がムリクリである。小樽運河は樺太航路の玄関だった。今でもサハリンとの関係が深いので、ロシアあたりを絡ませてもよかったのでは。またウィングベイ小樽の観覧車からはどう転んでも小樽市内は見えない。リアリティも少し追及してほしかったなあ。役者はシャシン並だが、演出はTVの域を超えられなかった。星3つ。 オリジナルには及ばなかったけど健闘。
オリジナルとの大きな違いは、捜査陣を捉えたドラマがほとんどカットされていたことその代わりに共犯者の女性についての描写があることです。この「天国と地獄」は現代劇で原作もあるので最近流行の黒澤映画のリメイクの中では比較的作り安かっただろうというのは安易な私の推測です。オリジナルでは夏のうっとうしい暑さが犯人側と権藤側が対照的に描かれ、やはり映画ならではワイドスクリーンを活かした人物配置と長回しがありましたがTV版では全くそれがなかった点が残念といえば残念。しかし阿部 寛演じる刑事役は良かったです。 さわやかにリメーク
黒澤監督のある意味代表作ともいえる、大傑作のリメーク。多くの黒澤作品に共通するキーワードは良くも悪くも「脂っこい」。その脂っこさは正しく作用すればとんでもないエネルギーとなって観客を圧倒するし、そうでなければ胸やけを起こす場合も。この作品のオリジナルも例外でなく、正と負の両方の脂っこさが存在する。 鈴木京香はこのままで満足なのか?
現在望み得るオールスターキャストのテレビドラマ特番とすれば十分な仕上がりとおもう、 役者の力に星4つ
作品というものは常に時代に制約されています。特にこの手のサスペンス作品の場合はその影響が大きい。この原作は、インターネットもGPS携帯も存在しない世界でしか成立し得ない物語。したがってここで描かれた世界は現代ではありえません。しかし原作の脚本をそのまま使うという制約がある限りどうしようもない。原作の核を大切にして、動かさないということを重視した結果がそれなら、後はそれ以外の部分をどうにかするしかない。とはいえ、どうしてもそこに違和感が残るもの。それでもなおかつこの作品にリアリティを与えた役者さんたちの存在感と演技力を評価します。 DVDの最新売り上げランキング - トップ10
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