|
商品の情報
迷子の警察音楽隊の商品レビュー 思わず身をのりだしたり、ぼろぼろ泣いたりする…そんなのばかりが名画じゃないですよね
イスラエルに演奏にやってきたエジプトの警察音楽隊の男たちが、タイトルのとおり“迷子”になってしまい、地元レストランの気風のいい美人女将とその従業員宅に泊めてもらうことになったひと晩のなにげない物語。 迷子のアラブ系イスラエル人
あの複雑なパレスチナ戦争の当事者同士である、ユダヤ人とアラブ人が犬猿の中であることは周知の事実。1979年に両国の間に和平条約が結ばれ一時的な休戦状態に入った時代のお話である。しかし、イスラエルに呼ばれたアレキサンドリア警察音楽隊が空港についても出迎える車はなく、そこはかとなく冷たい空気がこのアラブの音楽隊の周りにのっけから漂っているのだ。 最優秀「南方英二」賞!
堅物の団長トゥフィーク。団長に反抗的な若手団員カレード。困り果てた一行を助ける食堂の美しい女主人ディナ。食堂にたむろする若者たち。登場人物がそれぞれにそこはかとなくいい味を出してます。とくにチャンバラトリオの南方(みなかた)英二を渋くしたような独特のペーソスを醸し出しているトゥフィークと、彼を気に入ってしきりに気を引くディナの人間的魅力が印象的。 一日の出来事
この映画たった一日の出来事です 騒がしいコメディ映画とはむしろ逆で静かで静かな感動 ユーモアと感動を大げさではない演出で。
わたしこの作品が大好きになりました。見る前の想像は、カザフスタンからニューヨークに行ってドタバタ珍道中する「ボラット」のような作品だとばかり思っていました。 イスラエルはかつてアラブ諸国からは承認されていない国家であり、エジプト・イスラエル平和条約締結後もエジプトとイスラエルの関係は絶えず微妙な関係にある仲の良くない国同士。そんなイスラエルに訪れたのはエジプトの警察音楽隊8人。空港に到着しても彼らを出迎える車は来ず、なんとかして空港職員に聞いたバスに乗り込むが到着したのは一文字違いの全く別の地。国も言語も風習も宗教も違う土地で迷子になってしまった8人編成の警察音楽隊の運命は。バスの中での「今度はない」の会話でわかりますが、彼らの音楽隊はいつ解散させられてもおかしくないような立場にあります。それをわかっていて覇気のない不安げな表情を見せる団員を、アレキサンドリア警察音楽は安泰だと励ましながらも自らを納得させる団長。この団長の、生真面目でジョークも言えず音楽隊に誇りを持つ寡黙な態度。これが警察音楽隊の方針と姿勢を良くあらわしていて、作品に重みを与えてくれました。次第に団長に好意を持つ食堂の女主人のディナ、それでも任務に忠実に自らがイスラエルに来た使命を忘れない団長の態度にはむずがゆいけど逞しい何かを感じさせてくれるのです。若い団員のカーレドはとても軽くて、そんなカーレドに厳しく接する団長とは相容れないのですが、最後には団長はカレードのことを息子のように思っているのではないかと感じてきて泣けてしまいました。登場する人たちそれぞれが今何を感じてどんな思いをしているかの感情が伝わってくるし、2回3回見ても見ている側の感情を揺さぶってきます。「演出が大げさでない」のが演出という名作でした。 DVDの最新売り上げランキング - トップ10
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||